※アフィリエイト広告を利用しています
今回はTwitterで話題になっているビズリーチの企画「島耕作(代表取締役専務時代)の職務経歴書」を添削します。

聞いた事あるけど、どういう話なの?

島耕作はビジネスマンには有名な漫画で、一つの会社で紆余曲折ありながら、課長 → 部長 → 社長と試行錯誤して出世をしていった物語です。
いつもと違い今回は職務経歴書を公開しつつ添削するので、書類選考不採用が続いている方に非常に役立つと思います。
ハイクラス限定ではなく、入社2,3年の若手、エンジニア、一般事務など多くの方に即効性の高い転職テクニックを公開しています。
そもそも添削するお前は誰だよ?って思われるかもなので、まず私「ぶっちゃけ面接官」の自己紹介です。40代管理職で今までの採用経験で5,000回以上書類選考しています。最初は近しい方だけでしたが、要望が多くなったので最近はTwitter、サイト「ぶっちゃけ面接官」でも無料で転職相談・書類添削をしています。
以下はTwitter無料書類添削実績の一部。
前に添削して頂き、ユウさんのアドバイスを受けて色々と職務経歴書をポジションに合わせて変えたところ、書類選考が通りました!
— いちごろう (@panda66104256) 2019年4月11日
あなた様のおかげで仕事決まりました!ほんとありがとうございました!!
— 松岡謙@快コ最高!! (@yuzuru_623) 2019年4月18日
では島耕作さんのカンタンなプロフィールと紹介です。
島耕作さんのプロフィール
- 52歳男性
- 転職歴無し
- 代表取締役専務
- 英語が堪能
本当は1947年9月9日生まれで2019年5月現在71歳ですが、ネットで公開された職務経歴書に1999年までの経歴しかないので現在52歳として、いつものように添削をしていきます。

凄い経歴ですね!

はい。このプロフィールだけでも非常に優秀な人材だとわかりますね。
代表取締役専務の経験と語学が堪能なのが素晴らしいですね。大手上場企業で役員として採用したい企業は多いと思います。
ただ、島さんは初めての転職とあって職務経歴書の書き方は60点くらい。素晴らしい職歴でもっとアピールできるのに非常にもったいないです。
これから一緒にもっと書類通過率・スカウト率があがる直し方を詳しく見ていきましょう!
島耕作の職務経歴書
以下にあるのが島耕作さんの職務経歴書です。
素晴らしい経歴なんですが、少し長くてパッと読んだだけではその素晴らしさがあまり伝わらない応募書類になっています。
【職務要約】 | ||
期間 | 職務内容 | |
1970年 | 東京本社 営業本部 販売助成部 屋外広告 | |
1971年 | 東京本社 営業本部 販売助成部 制作課 配属 ◆業務 ・社内向けカレンダーの企画、制作 ・広告代理店・制作会社との折衝、クオリティチェック ・全国系列店における販売促進コンクールの運営 ・展示即売会のイベント企画、立案、運営 ・テレビ製品「王族」ポスターの企画、ディレクション 【主な実績】 ・カレンダーの企画制作において、博通広告賞、ADC協会賞、日本広告大賞、また企画賞を部署で受賞 ・テレビ「王族」にてADD広告賞グランプリを受賞、ブランド認知度アップに寄与 |
似たような感じで1999年までかなりのボリュームの職務経歴書になっています。詳細はビズリーチで確認できます。

凄い経歴なのと、この調子で1999年まであるんですね!?

はい。良い経歴なんですが全体的に少し長いのと、職歴にメリハリをつけるようにしたいです。
そのやり方を次章で説明していきます。
職務経歴書の添削
職務経歴書添削をして島さんの書類通過率、スカウト率を圧倒的にあげるには以下の4ポイントが大事です。
以下を修正することによって書類通過率・スカウト率は2倍以上あがります。
職務経歴書の添削ポイント
- 直近の経歴から書く
- 直近の経歴にボリュームをおく
- 自己PRは会社ごとに変更する
- 突っ込まれそうなポイントは面接の事前準備しておく
①直近の経歴から書く
期間 | 職務内容 |
1970年 | 東京本社 営業本部 販売助成部 屋外広告 |
1971年 | 東京本社 営業本部 販売助成部 制作課 配属 ◆業務 ・社内向けカレンダーの企画、制作 ・広告代理店・制作会社との折衝、クオリティチェック ・全国系列店における販売促進コンクールの運営 ・展示即売会のイベント企画、立案、運営 ・テレビ製品「王族」ポスターの企画、ディレクション 【主な実績】 ・カレンダーの企画制作において、博通広告賞、ADC協会賞、日本広告大賞、また企画賞を部署で受賞 ・テレビ「王族」にてADD広告賞グランプリを受賞、ブランド認知度アップに寄与 |
島さんは現在52歳。それなのに上記職務経歴書にあるように新人時代の1970年代の職歴から書くのはもったいないです。
島さんの経歴の素晴らしさがダイレクトに伝わらないのはここに一番の原因があります。新しい順で書くのがオススメ。
古い順で書くと面接官・ヘッドハンターによっては最後まで読まないかもしれませんし、アピールが弱くなります。現在の自分をしっかりアピールするのがポイント。
面接官が知りたいのは直近の島さんの仕事内容。数十年も前の職歴は気にしていません。

人気企業の面接官やヘッドハンターは1日に多くの職務経歴書を見ています。パッと直近の職歴から分かるように書かないと、チャンスを逃すことも。
転職で有利な逆編年体
新しい順で職務経歴書を書く方式を「逆編年体式」と言います。とても有効なテクニックなので覚えておきましょう。
島さんのように数十年働いている方だけではなく、数年の方でも基本的に逆編年体が効果的です。
②直近の経歴にボリュームをおく
①と少し似ていますが、直近の経歴にボリュームを置くのが大事。
1970年代の新人時代~1999年の代表取締役社長まで全体的に同じボリュームで書いていますが、アピールになるのは直近の職歴です。
逆編年体で書き代表取締役専務、部長時代にもっと多くボリュームをさいて記入すると良いアピールになります。数十年前の新人時代の経験は数行程度で問題ありません。
「代表取締役専務・部長>課長>係長>主任・平社員」とボリュームにメリハリをつけ、直近の代表取締役専務、部長での経験を多くアピールするのがポイント。
企業は島さんを現在のような役員・管理職のポジションで採用したいと思っているので、その経験をアピールする必要があります。

これは職歴が数年の方でも同じく有効。直近2,3年までの職歴にボリュームをおいて書くのがオススメ!書類選考通過率があがります。
③自己PRは会社ごとに変更する
【自己PR】
大手電機メーカーで培った広告・宣伝領域での専門性をバックグラウンドに、様々な業種にチャレンジしてまいりました。
特に強みとしているのは、先入観にとらわれず物事をとらえる力、またどのような状況下においても柔軟に適応する力、そして老若男女問わず発揮できる圧倒的なコミュニケーション力だと自負しております。
それらをもとに、国内外を問わず、実績に繋げていった経験がございますので、即戦力人材として活躍できるのではないかと存じます。
良い自己PRだと思いますが、これだけの経歴の方の自己PRにしては少し弱い印象です。どの会社でも通じる自己PRは弱い印象になるので、その会社が欲しがっているスキル・経歴を持っていることを自己PRにいれるのがベスト。
一番大事なのは「志望する会社の募集要項を確認し、企業ごとに自己PR、志望動機を変えること」です。

どうやって変えるんですか?

変えるといっても、無い物をもってくるのではなく、募集要項で企業が欲しがっているスキルを確認し、それ合った自分のエピソードを記載すれば大丈夫です。
スカウトの時はあまり関係ないですが、自分から応募する場合は必ず自己PR、志望動機は応募する会社が求めているものか確認しカスタマイズして提出すると書類通過率は上がります。
また細かい箇所ですが「即戦力人材として活躍できるのではないかと存じます。」ではなくて「即戦力人材として活躍できます。」と言い切って問題ないです。
④突っ込まれそうなポイントは面接の事前準備
島耕作の職歴で突っ込まれそうなポイント
- 1999年の異動
- マネジメント力のアピールの弱さ
1999年の異動
こちらは直近の職歴なので非常に重要。1999年に初芝電産貿易株式会社 代表取締役専務になっていますが、同じく1999年サンライトレコード株式会社の代表取締役専務にもなっています。
基本的に年月まで書くと分かりやすいのと、初芝電産貿易株式会社の代表取締役専務になったばかりで、同じ年にサンライトレコードの代表取締役専務になったのは、異例の速さでの異動なので何かあったのではと突っ込まれる可能性が高いです。

自分でも職務経歴書は何度も確認し、突っ込まれそうなポイントは事前準備して面接にのぞむのがオススメ。
マネジメント力のアピールの弱さ
代表取締役専務・部長などマネジメント経験・経営者としての経験が豊富ですが、マネジメントに関して殆どアピールされていません。
直近で何人をマネジメントしていた、その時工夫した点などの記載があると信頼性があがり更に評価は高まります。
島耕作が使ったビズリーチってどう?
島耕作が使ったビズリーチって?

ビズリーチはハイクラスの方にオススメなスカウトサービス。他のどこのエージェントにもない独占求人などハイクラスの方向けの求人が日本で一番多く、島耕作さん転職初心者なのにベストな選択です。
部課長など管理職の方や高年収の専門職の方はビズリーチなどのスカウトサービスを使った方がオススメ。
スカウト転職エージェントのポイント
- スカウトをメインにすれば書類通過率100%
- 企業からの声掛けなので完全マッチングした仕事
- 現年収での利用制限がある
以下が優良上場企業が使っているスカウトサービスです。
エージェント名 | 公式URL |
---|---|
ビズリーチ | https://www.bizreach.jp 年収750万円以上 |
リクルートダイレクトスカウト | https://directscout.recruit.co.jp 年収600万円以上 |
リクルートエージェント | https://www.r-agent.com 利用条件なし |

ハイクラスの方はスカウトを効果的に使っていきましょう。管理職(CEO、CTO)だけでなく、経理、ITなどの専門職も多いので年収条件クリアしている場合は使わないと損。
昨今、募集人材から新規サービスがバレないようにスカウトを使っている企業は非常に多く、ベンチャーから超大手まで幅広い企業が利用中しています。
利用条件の現年収をクリアしていれば、通常エージェントよりスカウトの方があなたにマッチした仕事を企業側から提案してくれ、書類通過率・内定率も段違いに高いメリットだらけです。

リクルートダイレクトスカウトは超大手リクルートのハイクラス専用スカウトサービス。全国規模での求人数も多いです。
現年収600万円以上の方が利用できます。600 → 800万円へなどが多いケース。
ビズリーチはハイクラス専用のスカウトサービス。外資系、ベンチャー、メーカー、海外企業など多くの求人があり、1000万円超えの求人がメイン。
現年収750万円以上の方が利用でき、800 → 1200万円などが多いケース。リクルートエージェントは求人数20万人と日本一で利用条件もなくオススメ。ただビズリーチ、リクルートダイレクトスカウトと違い一括送信メールが半数ほどあるので、機械的なメールに注意。日本一の求人数なので一括送信でのスカウトだけ気を付ければオススメ。

「けど、スカウトされるほどスキルや職歴も無いし・・・」

たしかにスカウトは敷居が高い印象がありますが、ここ数年で劇的に変わっており今はスキルの凄いエリートだけが使うものではないんです。
第二新卒の若手がスカウトされる程、採用側も頻繁にスカウトサービスを使っていて敷居が低いです。
最近のスカウトはとにかくカジュアル。以下がスカウト後のあなたの選択肢です。
スカウト後の選択肢
- 「ご飯を一緒に食べる」
- 「オフィスに遊びに行く」
- 「面接を受ける」
そうなんです。近頃のスカウトは全く堅苦しくないんです。
転職後に上司・同僚になる方と一緒にご飯を食べて人柄を知ったり、オフィスに遊びに行って雰囲気を確かめることができます。
雰囲気が良ければ面接を受けて、合わなければ面接も受けずにお断り出来ます。

転職前に会社の雰囲気を知ることが出来るので、転職後に「こんなはずじゃなかった・・・」と失敗することがありません。
ぶっちゃけ面接官に来たスカウト例

これは私に来たビズリーチのスカウトです。(私のスペックは上場企業の40代管理職)
現状で上場企業の管理職であれば、ベンチャー・スタートアップ企業の管理職スカウトだと、上記画像のように私の現年収をはるかに超えた1,500万円~3,000万円を提示されることが多いです。
ここ数年スカウトは転職の主流になっており、私の会社でも40%近くがスカウト採用です。中でもハイクラスに特化したビズリーチ経由の内定率は非常に高いので利用条件をクリアしている場合は利用をオススメします。
島耕作の職務経歴書添削まとめ
島耕作の職務経歴書添削まとめ
初めての転職とあって職務経歴書の書き方は60点くらい。以下を修正することによって書類通過率・スカウト率は2倍以上あがります。
- 直近の経歴から書く
- 直近の経歴にボリュームをおく
- 自己PRは会社ごとに変更する
- 突っ込まれそうなポイントは面接の事前準備しておく
ビズリーチはハイクラスの方にオススメなスカウトサービス。他のどこのエージェントにもない独占求人などハイクラスの方向けの求人が日本で一番多い。
こんにちは!東証一部上場企業勤務の「ぶっちゃけ面接官」ユウです。
上記名刺画像は私の証明としての取引先企業/転職エージェントの一部です。