パッケージ開発経験のみでWeb系企業へ転職するための3大ポイント

パッケージ開発経験のみでWeb系企業に転職するためのポイント3つ!
ぶっちゃけ面接官
ユウ

こんにちは!東証一部上場企業勤務の「ぶっちゃけ面接官」ユウです。

「パッケージ開発経験しかないけどWeb系企業へ転職したいな・・・」

こんな悩みがありませんか?

近年パッケージ開発経験者がWeb系企業へ転職するケースが多くなってきました。私が書類選考していても最近は4人に1人がパッケージ開発経験者です。

テン子

Web系企業の方が年収高くてスキルも付くから受けたんだけど、パッケージ開発経験しか無いからか全滅です~

ぶっちゃけ面接官

たしかに人気Web系企業をパッケージ開発経験のみで受けると不採用になるケースは多数。Web系経験者の方が有利です。

でも安心してください!面接官が評価しているポイントをおさえれば採用されます。

今回は私が5,000人以上の書類選考をした経験から、そのポイントを面接官視点でわかりやすくお伝えします。

より良い企業への転職にこの記事がお役に立てば幸いです。それではどうぞ!

パッケージ開発経験だけでもポイントを抑えれば内定率はこんなに変わる

内定率はこんなに変わる

以下の方は、私のTwitterから書類添削・転職相談頂いたのですが、パッケージ開発経験のみで人気Web系企業へ転職されました。

職務経歴書の書き方をアドバイスしてから、書類選考の通過率が圧倒的に上がりました。

では、パッケージ開発経験者のどのようなポイントをWeb系企業面接官が確認しているか紹介していきます。

パッケージ開発経験者がWeb系企業受けるときのポイント

パッケージ開発者がWeb系受ける時のポイント

  1. フルスクラッチでの開発経験
  2. Web系脆弱性への意識
  3. 高負荷時のパフォーマンス対応

①フルスクラッチでの開発経験

フルスクラッチでの開発経験

フルスクラッチでの開発経験

パッケージ開発経験者がWeb企業を受けた時、面接官が一番に確認しているのはフルスクラッチでの開発経験があるかどうかです。

パッケージ開発経験者の場合、ほぼ出来上がったシステムの一部を上司から言われたとおりに改修するだけで、0から「要件定義 → 設計 → 開発」の流れで仕事をした事が無い方が多数いるからです。

ぶっちゃけ面接官

とくに要件定義はWeb企業の場合、企画と直接話して色々と提案したり、仕様的にオカシイ箇所などをアドバイスしながら開発する必要があり、仕事上絶対に必要で面接官も評価している経験・スキル。

フルスクラッチ開発経験がないとマイナスにとられる可能性があるので、今までのパッケージ開発の中でも「要件定義 → 設計 → 開発」の経験があればしっかり明記・アピールしていきましょう。

フルスクラッチ開発経験が無い場合

「要件定義 → 設計 → 開発」の手順で仕事をしたことが無い方は、フルスクラッチ開発の実績を作りアピールするとWeb系転職しやすくなります。

クラウドワークスなどで副業をしてみたり、友人のサイト開発などを手伝ったりして書類に記載するのもオススメ。

余談ですが「フルスクラッチ」は和製英語。英会話では、I made it from scratch.のように「from scratch」を使います。

②Web系脆弱性への意識

Web系脆弱性への意識

Web系脆弱性への意識

インストール型のパッケージソフト開発をしていた場合、Web系脆弱性への意識が弱い方がいます。

「XSSはどうやって対策しますか?」「SQLインジェクションはどうやって対策しますか?」は面接でもパッケージ開発やLAN環境での開発が多かったエンジニアにはあえて質問するので要注意。そして結構答えられない方がいます。

なぜあえて質問するのか…、現在パッケージ開発の経験だけでも大丈夫ですが、Web系企業に興味があり受けたいのであれば最低限勉強したり理解しておいて欲しいことだからです。

Web系企業を受ける場合は「パッケージ開発経験者だけどWeb系の知識もあるよ」といったところをアピールできるとよいです。(未経験歓迎のIT求人ではそこまで求められないので心配いりません。誰にでも門戸を開いているWeb企業を受ける場合は準備が大切)

あまり分かってない方はUdemyのセキュリティ講座などWeb系チュートリアルで一度学習しつつ、脆弱性の理解などを深めて応募書類に記載したり、面接に対応しましょう。

Web系脆弱性学習の効果

面接・書類選考対策だけではなく、会社によっては技術テストにおいて出題されるので非常に有効です。

高負荷時のパフォーマンス対応

高負荷時のパフォーマンス対応

高負荷時のパフォーマンス対応

今までのパッケージ開発経験でパフォーマンスを意識した開発していた方は非常によい経験をお持ちです。その経験をしっかりアピールするように記載・アピールしましょう。

ただ大半の場合、パッケージソフトの場合は使うユーザーが決まっていて高負荷を念頭においた設計・テストに疎い方が多いです。

面接で「このシステムのユーザーはピークでどれくらいでしたか?」「高負荷時でも問題ないように何か工夫していましたか?」と聞かれてもスムーズに答えられるように準備しておくとよいです。

テン子

いやいや、私のシステムはユーザー数が限定されていて、絶対に高負荷なんかにならないんですよ

ぶっちゃけ面接官

そういった方は自身でサイトを開発しロードテストなどをして、概念としての理解・経験は積んでおくとよいです。

そうすると面接で「高負荷時にパフォーマンスモニタで注目すべき点とその対応策は?」などを面接で聞かれた時も答えられるようになり、Web系企業も「これだけWebの事を理解しているならWeb系経験者に引けをとらないので採用したいな」と思ってもらえます。

パッケージ開発経験者へのオススメWeb系求人

テン子

言っている事は確かだと思うのですが、学習しなきゃいけないんですよね・・・

ぶっちゃけ面接官

そうですね。未経験歓迎Web系企業ならまだしも通常の人気Web系企業はWeb系出身の方が多数応募してきます。

まずは多少でも勉強してWeb系出身者と同じラインに立つことが大事です。

ただブラック企業勤務などで学習する時間がない方もいると思うので、学習しないでもWeb系企業に受かりやすくなる方法・求人を紹介します!

Web系企業に受かりやすくなる方法

  1. 転職エージェント選び
  2. Web系社内SE

①転職エージェント選び

今はどのようなエージェントをお使いでしょうか?

Web系希望であればIT専門エージェントを使うのがベスト。

専門エージェントであれば、私が面接で質問する「XSSはどうやって対策しますか?」「高負荷時でも問題ないように何か工夫していましたか?」に対する専門的な書類・面接対策などもしてくれるので非常に有利。

以下がオススメできるIT専門転職エージェントです。

エージェント名公式URL
地域・条件
レバテックキャリア https://career.levtech.jp
関東 関西 九州・SE/PG経験者のみ
ギークリー https://www.geekly.co.jp
一都三県・利用条件無し

IT転職エージェントのメリット

書類通過率:30~50%
(通常エージェント経由だと25%程度)

  • 専門性の高さからスキルセットにマッチした求人を紹介
  • GitHubのソースコードまでチェックする書類添削サポート
  • 都心部の求人がメイン

レバテックキャリア」は日本で唯一ソースコードまでチェックしてくれます

キャリアアドバイザー全員がプログラミングでき、専門のエンジニアが書類添削してくれます。

ぶっちゃけ面接官

最上部の名刺画像にあったように私自身採用担当としてレバテックキャリアとやりとりがあります。

専門性の高さからマッチング力・書類添削に優れ、レバテックキャリア経由は圧倒的に内定率が高いのでエンジニア転職では一番オススメ。

ホワイト自社サービスWeb求人も多く使って損ナシ。

一都三県の求人がメインにはなりますが、書類通過率がダントツに高いのはType

Typeを利用している方しか使えないですが、Type独自の応募書類フォーマットは他社と違い圧倒的に職務経歴を際立てて書きやすいです。

各社独占求人を持っているので2、3つと併用して使う方が多いです。

②Web系社内SE求人

「パッケージ開発からバリバリWeb系企業に入るのは少し不安」「技術志向ゴリゴリではなくマッタリ働きたい」そんな方にはWeb系の社内SEがオススメ。

Web系社内SEはバリバリのWeb企業よりも転職しやすく、ワークライフバランスがしっかりしてるメリットがあります。デメリットは社内SEの求人数は少ないため早い者勝ちになる傾向があります。

ぶっちゃけ面接官

社内SEは求人数に限りがあるので興味があれば早めにエージェントに登録しておき、条件にあった求人がでたらすぐ申し込むのがポイントです。

社内SEに特化したエージェント「社内SE転職ナビ」は圧倒的なホワイト社内SE求人数と社内SEに特化した書類・面接対策で社内SEへの内定率ナンバーワン。

グループ企業が使うイントラサイトなどの構築などの社内SE求人では、不具合が起きても深夜対応などはなくノンビリ対応可能。

Web系社内SE企業に何年か勤めて物足りなければバリバリWeb系企業に転職するのもよいですね。その時は十分なWeb系経験・スキルを持っているので余裕で転職できます。

社内SEはちょっという方へ、社内SEと自社サービスの中間くらいの求人として、A8で有名なファンコミュニケーションズもオススメ。

ぶっちゃけ面接官

社内SE転職ナビは社内SEに特化したエージェント。何をアピールすべきかなど書類・面接対策が社内SE用に特化しており、社内SE・自社サービス企業を目指すなら使わないと損です。

ファンコミュニケーションズは友人が転職して通っていますが、高年収なのにのんびりした社風でマイペースな仕事が出来るとドヤ顔してます。

会社の制度として副業を推奨しているので、将来的な独立にも繋がりやすい会社です。

パッケージ開発経験のみでWeb系企業へ転職するための3大ポイントまとめ

Web系転職するためのポイントまとめ

  1. フルスクラッチでの開発経験
  2. Web系脆弱性への意識
  3. 高負荷時のパフォーマンス対応

パッケージ開発経験のみで人気Web企業を受ける場合は、上記3点を勉強・準備する必要があります。

その時間の無い方は、レバテックキャリアTypeなどの専門エージェントに書類・面接対策をしてもらえば内定率はあがります。

パッケージ開発からバリバリWeb系企業に入るのは少しためらいがある方は、社内SE転職ナビを使ってWeb系社内SEを目指すのがオススメ。バリバリのWeb企業よりも転職しやすく、ワークライフバランスがしっかりしています。