職務経歴書を書こうとして…
「職務経歴は古い順番、新しい順番どちらで書けばよいのかな・・」
「書き方によって転職・書類選考に有利とかってあるのかな?」
と悩んでいませんか?
古い順番から書いた方がわかりやすい気もするのですが、直近の業務内容をアピールした方がよいかとも思うし…
そうですね。どの順番で書いた方が良いか迷ってしまいますよね。
実は書類選考通過率が高い有利な書き方があります。
この記事を最後まで読めば、以下の疑問がハッキリ解決!
- 職務経歴書の様式
- 転職に有利な職務経歴書の様式・順番
現役面接官ならではのテクニックも踏まえて、わかりやすくお伝えしていきます。
それではどうぞ!
職務経歴書の様式(編年体形式・逆編年体形式)について
職務経歴書の様式には以下の3パターンがあります。
それぞれの特徴を見ていきましょう。
様式 | 特徴 |
---|---|
編年体形式 | 経歴を古い順番で書く |
逆編年体形式 | 経歴を新しい順番で書く |
キャリア式 | キャリア(スキル・職能)ごとに書く |
この3つが職務経歴書の様式です。
職務経歴書の様式の使用割合
今まで私が書類選考した5,000件での様式使用割合は以下です。
- 編年体形式:50%
- 逆編年体形式:40%
- キャリア式:10%
編年体形式、逆編年体形式が多いんですね。
はい。一般的に転職で使用されるのは編年体形式、逆編年体形式です。
キャリア式はフリーターや派遣で転職回数が10回近くなどの多い人に最適。経歴順で書いてしまうと上手にアピールできない場合にスキル・職能ごとに書く方法で面接官にはトリッキーに思われるので、転職回数が少ない方はキャリア式で書かないほうがよいです。
キャリア式の書き方は別記事にしていますので、転職回数が多い方・興味がある方はそちらをご確認ください。
私は転職回数が3回なので、編年体形式か逆編年体形式で書けばよいのですね?
はい。そうです。
ただ編年体形式、逆編年体形式でも書類選考に有利な方があるのでこれから紹介してきますね。
書類選考に有利なのは編年体式・逆編年体式どちら?
結論から伝えると、「逆編年体形式」です。
面接官は直近の経歴を一番知りたいので、新しい経歴から順番に書きましょう。
一つ質問させてください。「そもそも一般的な上場企業の採用担当は週にどれくらいの書類選考をすると思いますか?」
週に2,3回?いえいえ、実は週に10~15回は書類選考をしています。1日3回も書類選考することもあります。
中途採用の採用担当は人事部ではなく、営業部や開発部などの採用部署の管理職。
彼らは他にも業務が沢山ある中で書類選考するので、書類選考一回は約15分程度で実施しています。
採用部署の忙しい管理職が書類選考しているから、1人当たり15分程度で審査しているんですね。
はい。職務経歴書の上から読んでいって、最初にピンとこないと最後まで読まない採用官も…
忙しい採用官の目に留まるためにも、直近の職歴からしっかりアピールするのがポイントです。
職務経歴書を逆編年体形式で書くメリット
- 面接官が直近の職歴から読むので書類通過率が高い
- あなたが職務経歴書を書きやすい
面接官が直近の職歴から読むので書類通過率が高い
これは上述したように、面接官は15分程度で書類選考するので上からパッと読むことが多く、直近の職歴がしっかりアピールできているとよい印象を持って書類通過します。
逆に最初にパッとしないことがダラダラ書いてあると、例え最後に直近の職務でのアピール・良いことが書いてあっても印象に残らなかったり、最後まで読まれないので不通過になることも。
書類通過率が高いのが、逆編年体式で書く最大のメリット。
5,000人での書類通過通過率で比較すると逆編年体形式の方が編年体形式より10%は高いです。
あなたが職務経歴書を書きやすい
職務経歴書は履歴書と違って書く事も多いし、面倒くさいです…
面倒くさいなら書きやすさが重要。直近の職務内容と数年前の職務内容どちらが書きやすいですか?
直近の職務内容の方が思い出しやすいし、書きやすいですよね。直近の職務を書くことが出来れば、過去のもノリノリで書けます。
ぶっちゃけますが、直近の職歴だけしっかり書いてアピールすればよいです。5年以上前の職務内容はざっくりで書いても大丈夫。
とにかく前半勝負です。
逆編年体形式でどうやってアピールするか?
逆編年体形式で書いた方が有利なのはわかりました。
更に職務経歴書でアピールする方法を教えてください。
いくつかありますが、最大のポイントは職務経歴書を企業ごとに変えることです。
応募企業ごとに職務経歴書を変える
「あなたは応募企業ごとに職務経歴書を変更したことはありますか?」
無いのであれば、必ず変えた方がよいです。
求人票を見て、その会社ごとで要求されている職務内容が若干異なっているので、それに対してアピールするのが大事です。
詳しくは別記事「応募企業ごとに職務経歴書を変えよう」に書いているのでご確認ください。
転職では履歴書・職務経歴書のチェックが一番大事
転職成功率の記事で書いていますが、転職では書類選考が25%程度の通過率で最難関。
逆に言えば、書類通過すれば内定を片手でつかめている状態です。
編年体、逆編年体どちらにするか気にしているあなたは仕事も丁寧で転職成功に近い方!あと少し頑張っていきましょう。
書類選考通過率がアップする記事(履歴書対策、職務経歴書対策)を書いていますので、参考にしてみてください。
色々と記事を読みながら直すのが面倒という方は、転職エージェントの「履歴書・職務経歴書チェックサービス」で直してもらうのが便利。
転職エージェントとは無料で使える求人紹介サービス。書類チェック・面接対策などもやってくれます。
私が職務経歴書について指摘してる点をすべてエージェントにお任せして校正してくれます。
書類チェックに力を入れていて、書類選考通過率が高い転職エージェントは以下です。
エージェント(記事) | 公式URL 業界・特色 |
---|---|
リクルートエージェント | https://www.r-agent.com 総合大手・全国対応 |
type転職エージェント | https://career.type.jp 総合大手・一都三県 |
type女性の転職エージェント | https://woman.type.jp 総合大手・一都三県(女性) |
レバテックキャリア | https://career.levtech.jp IT専門:全国対応 |
ギークリー | https://www.geekly.co.jp IT専門:一都三県 |
就職Shop | https://www.ss-shop.jp 「正社員歴無し~浅い」専門 |
DYM就職 | https://dym.co.jp 「正社員歴無し~浅い」専門 |
第二新卒エージェントneo | https://www.daini-agent.jp 「正社員歴無し~浅い」専門 |
リクルートエージェント、Typeは求人も多く、書類チェックも入念に実施。
IT専門のレバテックキャリアはソースコードのチェックまでするので書類通過率が高いです。
フリーター・第二新卒専門の就職SHOPは、キャリア式などの書き方で足りない職歴をカバー・校正してくれます。
「職務経歴書は編年体か逆編年体どちらの書き方がオススメ?」のまとめ
- 逆編年体形式の方が面接官にアピールしやすく書類通過率も高い
- 逆編年体形式の方が直近の職務内容からなので求職者も書きやすい
- キャリア式は転職回数多い方のみが使う
- 転職では職務経歴書が一番大事。自分でチェックかエージェントにチェックを頼む
職務経歴書の書き方関連記事
参考になると幸いです。あなたの転職成功を祈っています!
こんにちは!東証一部上場企業で面接官をしているユウです。