履歴書・職務経歴書を書こうとして…
「履歴書・職務経歴書のPCスキルの書き方をしりたい…」
「パソコンスキル初級って書くと不利にならないかな…」
と悩んでいませんか?
基本操作程度しかPCスキルない場合はどう書いたらよいのかな?
たしかにPCスキルは書き方に困りますよね。
ただ履歴書のPCスキル欄の書き方によって採用につながる事が多いので注意は必要です。
この記事を最後まで読めば、以下の疑問がハッキリ解決!
(※別記事「職務経歴書の書き方まとめ」にはこの記事も含めた全てのテクニックが載っているのでそちらも参考になります。)
現役面接官ならではのテクニックも踏まえて、わかりやすくお伝えしていきます。
それではどうぞ!
【履歴書・職務経歴書】PCスキルのレベル分け方法
PCスキルのレベル分け方法
面接官視点での初級、中級、上級レベル分け方法は以下です。
レベル | 内容 |
---|---|
初級 | 参考書を見てもわからない人 |
中級 | 参考書を見ながら操作できる人 |
上級 | 他の人に教えることが出来る人 |
えっ、私が思っていた初級・中級のイメージが違います。
PCスキル初級は「参考書を見ながら操作できる人」イメージでした。
そうですよね。自分に厳しい方はそのレベルで書いてきます。
しかし実際に「PCスキル中級」と履歴書に書いている人を採用しても「参考書を見ながら操作できる人」がほとんどなので、面接官視点では上記のレベル分けになっています。
このレベル分けを基準にすると、ほとんどの方が中級以上になるはずです。謙遜して書く必要はありません。
ある程度の基本操作が出来る人は中級でOK。自信をもってPCスキルは中級と書くようにしましょう。
では、次にPCスキルの記載レベル割合を見てみましょう。
PCスキルの記載レベル割合
こちらは私が今まで5,000件書類選考した中で、PC専門職ではない一般事務などの履歴書・職務経歴書に書かれていたPCスキル割合です。
PCスキル割合
- 初級:30%
- 中級:60%
- 上級:10%
ほとんどの方が「PCスキル中級」で記載してるんですね!
そうなんです。パソコンスキル「中級」以上で履歴書・職務経歴書に記入してくる方が多いです。
中級が60%もいるので、初級で書くと劣っている印象を受けてしまいます…。パソコンスキルは中級以上で書くのがオススメ!
これから、レベル別の履歴書・職務経歴書で印象をあげるPCスキルの書き方を紹介します。
PCスキル初級の書き方(ない場合)
PCスキル初級の書き方
結論からお伝えすると、「PCスキル初級レベル」であれば履歴書・職務経歴書に書かないほうがよいです。面接官にマイナスの印象を与えてしまいます。
一番オススメなのは、初級であれば2,3時間動画を見ながらワード、エクセルを使ってみて「PCスキル中級」で書いてしまうこと!
求人の幅が広がり転職成功しやすくなります。
パソコンは持っているけど、Excel、Wordは無いので練習できないです…
近くにネットカフェはありませんか?ネットカフェのPCはExcel、Wordインストールされているので、そこで以下で紹介する動画を見ながら練習してみましょう。
履歴書・職務経歴書を印刷するのにもネットカフェは便利ですよ。
いやいや、動画見てると眠くなるし誰かに教えてもらいたい…
以下に紹介している動画はホントに分かりやすいのですが、確かに人に教えてもらった方が早いですね。
そんな方にはEPARKスクールがオススメ。
EPARKスクールであれば大手・地元さまざまなスクールから「パソコン初心者教室」「スマホ入門教室」など好みにあった教室をカンタンに横断検索できます。
EPARKスクールは無料受講できる講座が多いので、転職対策なら無料体験だけ受講して何となく操作を学んで後は動画で学んだり会社に入ってから覚えるのでも十分です。
PCスキルがない場合でも中級にあがるオススメ動画
本とか見ても良く分からなくて挫折してしまうんです…
たしかに本を見ながらだと、難しい言葉も多くて初心者の方は難しいかもしれませんね。
YouTubeなどの動画を見ながら、実際に触ってみるとわかりやすいですよ。
パソコンは習うより慣れるのがオススメ!
YouTubeで「中川真彰」さんがアップロードしている動画は、PCスキルない場合でも中級まで上がるわかりやすい動画です。
どちらも30分程度で見られて手取り足取り教えてくれるので、動画を見ながらWORD、Excelを操作して、「パソコンスキル中級」になってしまうのがオススメ!
とても簡単でわかりやすいので、パソコン初心者の方はぜひ一度見てみましょう。
PCスキルがない場合のWordオススメ動画
PCスキルがない場合のExcelオススメ動画
ハローワークでオススメされてれるかもしれませんが、私は資格欄に「XXを勉強中です」と書くのはオススメしません!
勉強中と言っている方を採用すると、何も勉強してないパターンが多いので面接官も見抜いています。
まずは30分でもいいので勉強して、資格欄・面接では「XXできます」「XX資格保持」と言い切る方が内定率は上がります。
転職雑談:ハロワについて
ハローワークの記事にも書いていますが、ハロワをメインに転職活動している方は危険です。
紹介される求人はブラック企業が多数で、書類の書き方や面接対策も一世代前のやり方です。(面接官経験のあるプロは存在せず、定年退職後にハロワに入社された年配の方が多い為)
転職活動はあなたに合った転職エージェントをメインに活動するのが絶対にオススメ。どれが自分に合ったエージェントか分からない人は転職エージェント診断を使って下さい。
PCスキル中級の書き方
PCスキル中級の書き方
たいていの方は本・動画を見ながら基本操作できるので「PCスキル中級レベル」と記載して問題ありません。
実際に実務で使ったことなくても、本・動画を見て自身でサンプルを作れたら「PCスキル中級レベル = 実務レベル」で問題ありません。
PCスキル中級の基本的な書き方は以下です。
PCスキル中級の書き方(基本)
- PCスキル中級:Word、Excelを実務で使いこなせます
- 会計ソフト「XXX」を使いこなせます(経験X年)
履歴書・職務経歴書への書き方としては上記のように「PCスキル中級:Word、Excelを実務で使いこなせます。」と資格欄・PCスキル欄に記入。
面接官は求職者の自称「中級」「上級」の記載は気にしていないので、中級などの表記は省き「Word、Excelを実務で使いこなせます。」だけでも問題ありません。
「~を使いこなせる」の表現が強すぎるなら「実務で操作可能」といった表現に変更するのもオススメ!
会計ソフト、医療事務専用ソフトなど業界独自の特殊ソフトを使用した経験があれば、記載しておくと転職先で使っている場合に選考に有利に働きます。
上述したのは基本的な書き方ですが、PCスキル中級の詳細な書き方は以下です。
PCスキル中級の書き方(詳細)
- ワード:報告書、レポート作成可能
- エクセル:データ集計、グラフ作成・編集可能
- パワーポイント:スライド可能
アピールしたい場合は上記のように細かく書いて、自分がどこまで作成できるのか明記するとよいです。
中級以上ではワード、エクセルはマストなので、あまり自身が無い方は先述したYouTube等を見てなんとなく使えるようにしておくのがオススメ。
パワーポイントはとくに必要ありませんが、営業事務などでは使うこともあり書いておくと重宝されるので実務経験や勉強した場合は必ず書いておきましょう。
PCスキル中級の書き方としては、詳細を書かず「実務レベル」と書いた方が、面接官には中級・上級どちらか分からずプラスに働くことも多いです。
PCスキル上級の書き方
PCスキル上級の書き方
PCスキル上級レベルに必要なのは「人に教えた実績」です。
「入社してから他メンバーを指導できる」から、PCスキル上級レベルは採用されやすい傾向あり。
PCスキル上級の基本的な書き方は以下です。
PCスキル上級の書き方(基本)
- PCスキル上級:Wordでチラシ作成、Excelマクロを実務で使用可能
- 新人PC研修の講師:Excelマクロ講座を開きマクロでデータ集計できるレベルに指導。パワーポイントでプレゼン実施
PCスキル上級の詳細な書き方は以下です。
PCスキル上級の書き方(詳細)
- ワード:差し込み印刷、チラシ作成実績
- エクセル:マクロ作成実績
- パワーポイント:プレゼン実績
- アクセス:データベース作成実績
- 新人PC研修の講師:Excelマクロ講座を開きマクロでデータ集計できるレベルに指導。パワーポイントでプレゼン実施
エクセルでは上級になるとプログラミングに近い「マクロ作成」などの実績があるとより評価されます。
何より大事なのは「人に教えた実績」です。こちらは細かく記載することで採用に大きく近づきます。
履歴書・職務経歴書で書類選考通過率を上げるワザ
PCスキル中級以上で書くのが有利なのはわかりました。
更に職務経歴書でアピールする方法を教えてください。
いくつかありますが、最大のポイントは職務経歴書を企業ごとに変えることです。
応募企業ごとに志望動機・職務経歴書を変える
「あなたは応募企業ごとに志望動機・職務経歴書を変更してますか?」
無いのであれば、必ず変えた方がよいです。
求人票を見て、その会社ごとで要求されている職務内容が若干異なっているので、それに対してアピールするのが大事です。
詳しくは世界一簡単な志望動機の書き方に書いているのでご確認ください。
転職では履歴書・職務経歴書のチェックが一番大事
転職成功率の記事で書いていますが、転職では書類選考が25%程度の通過率で最難関。
逆に言えば、書類通過すれば内定を片手でつかめている状態です。
正しいPCスキルの書き方を知っているあなたは、調査能力が高く転職成功に近い方!あと少し頑張っていきましょう。
圧倒的に書類選考通過率がアップする記事を書いていますので、参考にしてみてください。
色々と記事を読みながらなおすのが面倒という方は、転職エージェントの「履歴書・職務経歴書チェックサービス」で直してもらうのが便利です。
転職エージェントとは無料で使える求人紹介サービス。書類チェック・面接対策などもやってくれます。
私が職務経歴書について指摘してる点であれば、すべてエージェントにお任せして校正してくれます。
書類チェックに力を入れていて内定率が高い転職エージェントは以下です。
エージェント(記事) | 公式URL 業界・特色 |
---|---|
リクルートエージェント | https://www.r-agent.com 総合大手・全国対応 |
type転職エージェント | https://career.type.jp 総合大手・一都三県 |
type女性の転職エージェント | https://woman.type.jp 総合大手・一都三県(女性) |
就職Shop | https://www.ss-shop.jp 「正社員歴無し~浅い」専門 |
DYM就職 | https://dym.co.jp 「正社員歴無し~浅い」専門 |
第二新卒エージェントneo | https://www.daini-agent.jp 「正社員歴無し~浅い」専門 |
リクルートエージェント、Typeは求人も多く、書類チェックも入念に実施しています。
「履歴書・職務経歴書のPCスキル(パソコンスキル)の書き方」のまとめ
履歴書・職務経歴書のPCスキル(パソコンスキル)の書き方」のまとめ
- パソコンスキル初級は本を見てもわからないレベル
- パソコンスキル中級は本を見て操作できるレベル
- パソコンスキル上級は人に教えられるレベル
- 70%がパソコンスキル中級で書くので初級はマイナスイメージ
- 少しの時間動画を見てパソコンスキル中級以上で記入するのがオススメ
- 転職では職務経歴書が一番大事。自分でチェックかエージェントにチェックを頼む
職務経歴書の書き方関連記事
参考になると幸いです。あなたの転職成功を祈っています!
こんにちは!東証一部上場企業で面接官をしているユウです。