知らなきゃ損!IT転職で採用官の目に留まる職務経歴書の書き方テク3つ

職務経歴書テクニック

こんにちは。ユウと申します。上場企業で面接官・採用担当全般をしています。(詳細プロフィール)

「採用担当の職務経歴書の確認時間はどれくらいだと思いますか?」

30分?1時間?「いいえ。実は平均10分程度です。」

そうなんです。かなり短いんです。この短い時間で「採用・不採用」を決められてしまうので、効果的にアピールできた人が採用に近づきます。

そして、もうすでに転職活動をされている方はご存知だと思いますが、書類審査の合格率は非常に低く、約20%程度になります。

「時間をかけて応募書類を書いているんだからもっと読んで欲しい」と思われるかもしれません。

分かります。非常に分かるのですが、、、、採用官も時間がないのです。

その理由としては、IT転職の採用担当は人事部ではなく、私のように専門用語が分かるシステム部門の部門長が担っています。普通の業務と兼任で時間が無いことが多いので、短期間でポイントを抑えて確認しています。

今回は、「採用官の目に留まる職務経歴書の書き方テクニック・見られているポイント」を採用担当目線から分かりやすくご紹介していきます。これらのテクニックを知っていると転職成功へ一気に近づきます。

職務経歴詳細は直近の物から書く

応募書類を見ていると半数程度の方が、入社順に経歴を記入しています。

これは非常に勿体無いです。1日に多くの書類が送られてくるので、採用担当はかなりざっくりと応募書類を読んでいます。

新入社員時の「研修」は見ることはないので、直近のテクニカルな仕事や、リーダー的立ち回りしている仕事をアピールしましょう。

古い順に書いてしまうと、「あまりスキルがないな」「軽い改修経験しか積んでないのかな」と思われがちですが、直近から書くと採用担当の印象には良いイメージのみが残ります。これは非常に効果的なテクニックです。

IT転職の職務経歴書にはスキルセットを必ず記入

IT転職ではスキルセットを記入するのはマストです。採用担当からすると、書いていないとスキルセット・レベルが分からないので採用率が下がってしまいます。ここだけの話、半分以上の方が書いているので、きちんと書いておきましょう。

こちらは以下のように表組みにして記入すると、面接官に非常に効果的にアピールできます。

採用担当はここで「スキルセットの広さやレベル」を確認しています。

これがないと採用担当としては、何から転職希望者のスキルを判断したら良いか分からず、プラス評価がしにくいのです。

以下に例を書きます。実際にはJavascriptやDB2など他にも出来るスキルがあれば、更に明記してスキルセットの広さもアピールしていきましょう。

OSCentOS3年手順書を元に環境構築が可能
言語JAVA4年適切なコードが書け、指導が可能
データベースOracle4年アプリ開発に必要な知識を保持
スキルレベルの書き方:転職テクニック

グレーですが採用を勝ち取りたいのであれば、スキルレベルの多少のサバ読みはして良いと思います。またスキルセットの広さも大事ですが、スキルレベルが浅すぎるものは書かないほうが良いです。

自己PRは箇条書きで分かりやすく

つらつらと長文の自己PRが書かれていると、マイナス評価になってしまいます。

部長という立場からして、この応募者を入社させてしまうと「このレベルの報告を受けるのか」、「構造化して文章を書く育成をしなければ・・・」とマイナス評価になってしまいます。必ず箇条書きでアピールしたい項目ごとに分けて、自分の長所をアピールしていきましょう。

面接官が反応してくれる箇条書きの項目をあげておきます。

自己PR箇条書き例
  • チームワーク
  • 業務外の取り組み
  • ユーザー視点
  • 主体性
  • リーダー業務
  • 運用改善

自己PRの項目の下に、上述の項目を更に分けて具体例などが書いてあると目に留まりやすいので、ぜひ面接したいと思います。

「チームワーク」では自身の力だけではなくて、チームとして「成果を出せるようにどのように取り組んだか」等を記入してあると評価できます。

業務外の取り組みでは「勉強会に行っている」、「自分でスマホアプリなどを作っている」なども高評価につながりやすい項目となります。

転職成功の為に採用率をあげたい方へ

職務経歴書について

数千件以上の書類審査をしてきた経験上からお伝えしたいのですが、転職エージェントの職務経歴書、履歴書チェックはあまり当てにしないほうが良いです。もし転職エージェントが要点をチェックできているのであれば、書類通過率はもっと高いはずです。転職エージェントから直近の職務経歴からは書いた方が採用率が上がるなど、実践的なテクニックを何一つ言ってくれなかったと思います。

このサイト「転職先生」では、現役面接官の視点でどのような記載内容が採用に繋がるか、他にも様々な転職テクニックを公開していますので参考にしてみてください。

時間が無い方には、上場企業の現役面接官である私が直接書類添削するサービスも実施しております。裏ワザ過ぎてサイトに書けないテクニックも使いアドバイスしていますので、短期間で絶対に採用率を上げたい方はお気軽にご利用してみて下さい。

転職エージェントについて

これから転職活動を初める方や、現状あまり転職活動が上手くいってない方でIT転職なのに大手転職エージェントを使われている方は、エージェントの再考が必要です。

ここだけの話、IT転職では必ずIT専門転職エージェントを選んだほうが良いです。背景知識があり優良企業紹介のマッチング率が高いからです。私が企業側として多くの転職エージェントとやりとりをした経験から、実際に採用率が高い転職エージェントは、レバテックギークリーの2つになります。決してリクルー○エージェントなどの大手では無いですよ。

気になる方は、IT転職エージェントランキング記事をご覧になってみて下さい。

エージェント名公式サイト
レバテックhttps://career.levtech.jp
ギークリーhttps://www.geekly.co.jp/

IT転職エージェント 採用率ランキング 2018年度版

2017年7月7日

採用官の目に留まる職務経歴書の書き方テクニックまとめ

いかがでしたか?採用担当に短時間で効果的にアピールする方法がわかったと思います。

これで転職成功へも一歩近づきましたね。ぜひ参考にしてみてくださいね。