プレイングマネージャーを長く続けるのはリスク?40代管理職&SEの裏話

プレイングマネージャーを長く続けるのはリスク?40代管理職&SEの裏話
ぶっちゃけ面接官
ユウ

こんにちは!東証一部IT系企業勤務の「ぶっちゃけ面接官」ユウです。

40代で管理職をしています。

「チームリーダーになったけどマネジメント業務も開発も中途半端な気がする…」

こんな悩みはありませんか?

チームリーダーやプロマネ(PM)になると開発ができなくなって悩みますよね。

テン子

来年からチームリーダーをやってほしいと言われたのですが不安です…

ぶっちゃけ面接官

たしかに悩みますよね。

断言できるのは、プレイングマネージャーを長く続けるメリットは少ないこと。

エンジニアかマネージャーどちらかを選ぶのがオススメ。

40代管理職が今までの長い経験から、プレイングマネージャーを長く続けるリスク&転職市場での価値について紹介していきます。

この記事を最後まで読めば、以下の疑問がハッキリ解決します。

それではどうぞ!

プレイングマネージャーのメリット

プレイングマネージャーのメリット

  • 給料がメンバーの頃より少し高い
  • マネジメント経験があるので人材価値が高い
  • システム全体に関わり企画・営業など他部署との連携ができる
  • 指示できるので偉くなった気分がする(勘違い)

給料がメンバーの頃より少し高い

上場企業ではリーダー、プロマネになると年収で20~50万円程度上がる会社が多いです。

特に役職として認めず年収も変わらない会社も。

ぶっちゃけ面接官

役職もなく年収もあがらず、名前だけのポジションで上手く使おうとしてくる企業では転職の検討を。

SE転職では必ずレバテックキャリアギークリーなどのSE専門のエージェントを使いましょう。

大手ではスキルマッチした企業を紹介してくれません。

マネジメント経験があるので人材価値が高い

これが一番のメリット。

マネジメント経験があれば、リーダーからマネージャー、部長など転職しながら出世することが可能です。

エンジニアとしても指導経験があることは転職市場では高く評価されます。

ぶっちゃけ面接官

プレイングマネージャー歴が浅く技術があれば、テックリードなどにもなれます。

プレイングマネージャー歴が長いとスキルが錆びついていると思われる事も。

システム全体に関わり企画・営業など他部署との連携ができる

これが一番の面白みです。

会社にもよりますが要件定義などの上流工程やシステム全体に関わることができシステム開発の全体像をつかめます。

利害関係の異なる企画、デザイナー、営業等とのやりとりでは他部署と連携して一つのシステムをつくっていく楽しさはヤミツキになります。

ぶっちゃけ面接官

他部署との連携・調整も転職市場では非常に評価されるスキル。

指示できるので偉くなった気分がする(勘違い)

これはメリットのようなデメリット。

リーダーになって横柄な態度をとってしまうと、部下がついてこず孤立します。

「おれはこんなに頑張ってデバッグしたり、みんなの尻拭いしているのに」と思っても部下としては当然でしょとしか思ってないことも。

ぶっちゃけ面接官

偉くなった気分はしても、態度には出さずに役割が違うだけと切り替えることが必要です。

これらのメリットと次章で紹介するデメリット「スキルの停滞」等を天秤にかけてプレイングマネージャーをどれだけ続けるか考えましょう。

プレイングマネージャーのデメリット

プレイングマネージャーのデメリット

  • 基本的にみんなのフォロー&サポート
  • 開発担当はおこぼれや欠員の箇所
  • 開発時間の少なさから技術力が停滞しがち
  • コードレビューがメインになるが実質テストになっていたりも
  • 長年続けていると新しい書き方・読み方がわからずレビューすらできなくなる
  • みんなが帰るとホッとして皆が帰ってから開発できる
  • やっていることは実質マネージャーなのに給料が少ない
  • 自分だったらこんな実装しないが育成のためどこまで突っ込んで良いか悩む
  • 自分ならもう少し早くできるが育成のために開発を任せるもどかしさ
  • メインを開発してしまうと育成にならないので部下にゆずるストレス
テン子

長年プレイングマネージャーを続けていくとこんなにデメリットがあるんですね!

ぶっちゃけ面接官

はい。多いですね。

ただマネジメントスキルは転職市場では非常に評価されるスキルなので、それとの天秤です。

「おれは一生開発のみ」という方以外は、20代後半~30代前半でリーダー、プロマネを頼まれたらやってみるのが良いと思います。

やってみて「意外と面白い」と感じた方はマネージャを目指し、合わなければスペシャリスト路線を目指すのがオススメ。

ぶっちゃけ面接官

30歳ぐらいからプレイングマネージャーになり、10年経ち40歳になっても同じ立場で困っている方をたくさん見てきました。

テン子

なぜ困っているんですか?

ぶっちゃけ面接官

エンジニアとしても実力が足りず、マネージャーとしても実力が足りない中途半端な状態なので、転職もなかなか出来ないからです。

テン子

どうしたら良いんですか?

ぶっちゃけ面接官

育成に少しでも楽しみを感じるのであれば、マネージャー路線に振り切った方がメリットは大きいです。

ずっと開発をしていたいんだって方は、マネジメント職を受けないか、早めにポジンションを外してもらいエンジニアのスペシャリスト路線を目指すのが良いですね。

マネジメントとは?

マネジメントとは育成することです。管理することではないです。

自分がまだ発展途上だと思っていて、自分が成長したいのに部下に仕事を任せる悔しさがあると思います。

そこが割り切れないのであればリーダー職は受けなくても良いと思います。

逆にエンジニアとしてはそこそこだけど、育成とか組織を考えるのは興味が場合はプレイングマネージャーで実績を残して早く卒業し、マネージャーを目指しましょう。

プレイングマネージャーの現状に困っている場合

プレイングマネージャーの現状に困っている場合

  1. プレイングマネージャー職を退きスペシャリストへ
  2. マネージャー・管理職になる
  3. 転職する

主に4つの選択肢があるので説明してきます。

プレイングマネージャー職を退く

プレイングマネージャーの職を外してもらう。

あながまだ20代前半でエンジニアとしても伸びしろがあるのに他に適任者が居ない、技術が高いという理由で、選ばれたのであればポジションを外してもらうか転職を検討。

エンジニアとしてまだまだ学ぶことが多い時期に部下の育成を考えても、どちらも中途半端になりフラストレーションもたまります。

マネージャーに向いている方はマネージャーをエンジニアに向いてる方はエンジニアをしていくのがよいですね。

技術が高いからなどの理由で選ばれるのはナンセンス。

自分で一度じっくりキャリアパスを考えてみましょう。

プレイングマネージャーを長く続けるのはリスク?40代管理職&SEの裏話

プレイングマネージャーを長く続けるのはリスク?40代管理職&SEの裏話

2019年6月27日
ぶっちゃけ面接官

マネージャーになるには技術の幅は必要ですが、何より育成・マネジメントをしたいという意思です。

作業者SEにならないように注意

30代で何らかの得意分野がないと、若手と同じ簡単な作業ばかり任され低賃金でずっと使われる作業者SEになってしまいます。

技術的に得意分野がなく平均点くらいだけど、人と話すのが好き、チームを纏めるのが好きな方はマネージャー路線を目指して活躍していくのもアリ。

マネージャー・管理職になる

完全に振り切ってマネージャーを目指すのはプレイングマネージャーを長く続けるよりはリスクは少ないです。

マネージャー・部課長などになり、人材育成だけではなく組織を考えていきます。

私は現在管理職で組織・人材などを考えていますが、プレイングマネージャーより仕事は楽しいですよ。

開発は余った時間で行ったりしています。

ぶっちゃけ面接官

SEの管理職層は転職市場で圧倒的に人手不足。

1000万円超の高年収スカウトが山のように来ます。

転職する

会社によってはプレイングマネージャーでもバリバリ開発できたらい、リーダーに人的マネジメントを求めないテックリードのような技術職リーダーのポジションがある会社も。

そういった企業に転職するのも手だと思います。

なかなかテックリード・専門職がある会社を自力で探すのは難しいので、エンジニア専門の転職エージェントを使いましょう。

ぶっちゃけ面接官

例えばレバテックキャリアギークリーなどのSE専門のエージェントがよいでしょう。

技術を追うのに疲れてきた人へ

テン子

私はプレイングマネージャー長くやってきたので技術もさびついていますが、今後はマネジメントはせずマッタリ働きたいんですが…

ぶっちゃけ面接官

そういう方は固定された技術で開発でき、マネジメントなどの業務が少ない社内SEがオススメ。

社内SEは、一人の部長に対して何人もの部下がいて、それ以外は並列。部長以外はマネジメント力を求められない企業が多数。

ワークライフバランスが保てるので、趣味や育児など仕事以外に注力できる会社が多いです。

余った時間で技術に興味のある方は技術の勉強や副業をするのも可能。

社内SE転職ナビは社内SEに特化したエージェント。何をアピールすべきかなど書類・面接対策が社内SE用に特化しており社内SE・自社サービス企業を目指すなら使わないと損。

社内SE転職ナビは1時間程度でオンライン面談&求人紹介してもらえます。

自由応募求人

テン子

エージェント利用せず直接受ける求人はないんですか?

社内SEでなく自社サービスだけどマッタリしてて、将来的に起業できるような…

ぶっちゃけ面接官

条件が多いですね…けど、ありますよ。

自由応募できる社内SEと自社サービスの中間くらいの求人としては、A8で有名なファンコミュニケーションズがオススメ。

ファンコミュニケーションズは友人が転職して通っていますが、高年収なのにのんびりした社風でマイペースな仕事が出来ると喜んでます。

上場企業で予算に余裕があるので書籍、セミナー代は全て会社持ち。制度として副業を推奨しているので、将来的な独立にも繋がりやすい会社です。

ぶっちゃけ面接官

基本的にはエージェントを通した方があなたにマッチングした求人の紹介や非公開求人検索、書類&面接対策もしてもらえるので有利。

どうしても自由応募が良い方は、数少ないですが自由応募のみで募集している企業をエージェント経由と併用で受けるのもアリです。

ファンコミュニケーションズに関しては、どのような人材が欲しいなど内情を分かっているので応募書類に不安がある場合は、ぶっちゃけ面接官の転職相談Twitterで気軽に問い合わせて下さい。

無料でしっかりと書類添削して書類、面接対策を致します。最低でも書類通過させる自信はあります。

プレイングマネージャーを長く続けるのはリスク?まとめ

プレイングマネージャーのリスク

  1. プレイングマネージャーのメリット
    → マネジメント経験があるので人材価値が高い
  2. プレイングマネージャーのデメリット
    → 開発時間の少なさから技術力が停滞しがち
  3. プレイングマネージャー長くやってきたので技術もさびついた&マネジメントはもうやりたくない
    社内SEがオススメ