「職務経歴書」はエンジニアの転職応募書類のメインです!書類審査の合格率は20%とかなり低いので、書き方には注意が必要です!
「書類なんて大丈夫だろ」と甘く考えていると全落ちします。「むしろ書類が全てです!」書類審査が通った後も、書類をベースに面接をしていくので一番合否への影響度が高いのです。
しかし安心してください! このサイト「転職先生」では合否のポイントを的確におさえていますので、それらを1つずつクリアしていけば問題ありません。一緒に「受かる職務経歴書」を作って行きましょう!
誤字脱字
【採用影響度】中。基本中の基本ですが気になります。
エンジニアの合格する履歴書の書き方でもご説明しましたが、採用担当者が1度見ただけでも気づくレベルなので、「応募書類を見直していれば誤字・脱字分かるのに直していない」=「入社しても仕事がいいかげん」といった評価になります。こちらは自身で見直すだけでカバーできますのでしっかりと確認するようにした方が良いです。
記入する開発案件の粒度
【採用影響度】大
どの程度の案件の粒度で書くのか悩ましいですよね。分かります!
だいたい1ヶ月以上携わった開発案件であれば記入してもらった方が良いです。ただ軽めの保守・改修案件でアピールできない場合は割愛してもよいです。
だいたい2~6ヶ月の案件をチーム数人で携わっていると印象が良いです。基本的には時系列で途切れないようになっているのがベストです。
また人によっては様々な案件をやったはずなのに、面倒くさがって1つの項目にまとめてしまう方がいますが、それは非常に勿体無いです!
また機能として分けられる場合は、案件を別扱いにして記入しても問題ありません。
若手エンジニアなどで職務経歴書に書く内容が少ない方は、案件を被らせて記入するのも有効なテクニックです!
つまり、「2015/4-2016/3 xx案件 新規登録機能開発 担当:メンバー 開発内容:xxxx」と書いてありながら「2015/10-2016/4 ログイン機能開発(Oauth使用) 担当:メンバー」と時期的に被らせるのは全く問題ないです。
多くこなしているように見えますし、採用側としても開発した案件をそのまま保守作業まで一貫してやっていると認識でき、プラスの評価となります。
開発し続けるではなくて、その後保守をしていたり、リーダーとなって機能改修を続けているなど、継続的に1案件に関わった経験があると、プラス評価につながりやすいです。
リーダー経験
【採用影響度】大。
「最初に厳しい事を言うかもしれないので、先に謝っておきます。すみません!!」
35歳以上のエンジニアで何らかのリーダー経験がない場合は、一般的なエンジニアの中途採用では致命的です!
なぜなら30代以上には後輩の育成も期待しているからです。メンバーになんらかの指示を出した経験があれば問題はないのですが、何も無いと「単純な作業者」とみなされてしまい、キャリアアップ・年収アップとしての転職は難しくなってくると思います。年齢がいった作業者は扱いにくくなる傾向があるからです。
35歳以上でリーダー経験が無い方は書き方に細心の注意が必要です。ぜひ無料の応募書類添削サービスを御利用下さい。
ただし、リーダー経験が無くても技術系を極めたい場合は、専門職としての転職であれば問題ありません。そのような場合は履歴書の方の志望動機に「専門職を希望します」と書いておきましょう。
また転職エージェントにも「40,50代になってもコードを書いていたい。専門職希望です。」と伝えておくと、希望にあった専門職がある会社を紹介してくれるので、応募書類で不合格になる率が減ります。
専門職などこだわりがある転職の場合は、企業の職種・業務内容のマッチング力がある転職エージェントはレバテックがおすすめです。
リーダー経験がない若手エンジニアの方でも、「2,3年目に新卒の面倒を見たことがある」、「コードレビューをしたことがある」場合は、「育成経験あり」として絶対に明記しておきましょう。プラスに働きます!
これは若干グレーゾーンですが、ちゃんとした役職がないが立ち回り的に主任、PM、リーダーの補佐をしていた経験があれば「サブリーダー」と書いてしまいましょう!
採用側も裏を取ることはしないですし、サブリーダーが役職でないことも分かっています。「どういう立ち回りをしてきた人か」という所が気になるので、それを表現できるテクニックとなります!
マネジメント・育成経験
【採用影響度】中
上記のリーダー経験と絡みますが、「育成経験の有る無し」では評価が変わってきます。
20代であれば後輩メンバーの指導だったり、現在リーダー・マネージャーの方であれば「具体的に何人に対してどういう取り組みをした」などの記入があるとプラス評価につながります。
30代であればマストで欲しいところです!パートナーさん・外注さんの管理、新人教育も立派な育成経験です。思い出せばあるはずなので、何かしらの育成経験を書くことでプラス評価につなげていきましょう。
言語の広さ・深さ
【採用影響度】大
エンジニアとして職務経歴書でアピールできる大事な記入箇所です!使用する言語の幅広さ、レベル感を見ています。
新卒5年目なのにHTMLの項目に「タグ打ち程度」、Javascriptの項目に「リファレンスを読みながら書ける」レベルの記載だと厳しい判断になってしまいます。
特にレベル的に低い項目に関しては敢えて書く必要はありません。自信のある項目のみを書くのがおすすめです。
もし幅広く言語をやったことがない場合、例えばVisual Basicしかやったことない場合でも、自宅でVB.NET開発などをやって何らかのサイトとしてリリースしておけばある程度の経験とみなされますし、会社でリプレース案件などあれば積極的に取り入れてもいいです。
古いレガシーのシステムを率先してリプレースした等の明記は高評価に繋がりやすいです。
採用側としては裏はとらないので、それなりにコードが書ける場合は(面接で軽い質問する時はありますが)「独力でコード書ける、後輩に指導できる」などのレベルにしておくと良いです。
またScala、Swiftなど会社では使用していなくても、自宅学習で使用したことがある最新の言語は絶対に記入しておきましょう。技術的好奇心が高い方と判断してかなりプラスに評価されます!
データベース経験
【採用影響度】大
新規テーブル作成、チューニングの経験があるエンジニアは絶対に書くのがおすすめです!
結構多いのですが、「コードはかけてもDBは専門チームが担当して自身では殆どDB設計経験がない」「クエリを書いたことがない」などのケースに関しては、厳しい判断になってしまうことが多いです。
あえてDB系の事を記入しないテクニックもありますが、書類をクリアしても面接でその辺の経験を確認します。
経験が無くWeb系への転職を検討している方は、書類上では詳細明記は控えておき、今のうちに自宅学習などでレベルをあげておくのがおすすめです。
面接で聞かれた時に「業務ではないですが、クラウドでDBサーバー立ててチューニング経験があります。」等と答えられるレベルにしておくと採用率は上がります。