あなたは転職しようかなと思って…
「第二新卒での転職を成功させたい」
「第二新卒の転職成功率を知りたい」
と悩んでいませんか?
実は第二新卒の転職はあなたが思っている以上に需要が多く、成功例が高いのです。
ブラック企業に就職してしまっても「3年以内の退職は忍耐力がない」と思われて採用されない気がするのですが…。
「石の上にも三年。三年以上は勤めないと転職出来ない」なんて昔の迷信を信じて悩んでいませんか?
「それは絶対に違います!」上場企業の現役面接官が断言します。
この記事を最後まで読めば、以下の疑問がハッキリ解決しますよ。
目次
ハッキリ解決
- 第二新卒の転職成功率
- 第二新卒の転職のメリット・デメリット
- 第二新卒の転職成功例・失敗例
- 転職成功率を上げる方法(まとめはこちら)
現役面接官ならではの転職テクニックも踏まえて、わかりやすくお伝えします。それではどうぞ!
第二新卒の転職成功率
結論から伝えると、第二新卒の転職成功率は「他の年代の転職成功率に比べて圧倒的に高い」です。
まずは「上場企業の一般的な転職での各ステップの通過率・成功率」をご紹介しましょう。
(※東証一部企業における5,000人の採用実績より100人あたりでの平均通過率・通過人数)
ステップ | 通過率 | 100人での通過人数 |
---|---|---|
①書類選考 | 25% | 25人 |
②一次面接 | 25% | 6人 |
③SPI・適性検査 | 95% | 6人 |
④最終面接 | 95% | 6人 |
上場企業は100人の応募者のうち「6人」しか内定しないんですか?…狭き門ですね。
そうですね。でも「第二新卒」の転職成功率は上記よりも高いんですよ。
さっそくチェックしてみましょう!
第二新卒の転職成功率
ステップ | 通過率 | 100人での通過人数 |
---|---|---|
①書類選考 | 70% | 70人 |
②一次面接 | 40% | 28人 |
③SPI・適性検査 | 95% | 28人 |
④最終面接 | 95% | 28人 |
え!?第二新卒の採用率はこんなに高いんですか?
そうなんです。第二新卒の転職成功率は「約30%」と、非常に高いですよ。
私の過去5,000人の採用実績では、100人の第二新卒者が応募すると「28人が内定」で成功率約30%に。一般転職では100人応募しても内定者は「6人」なので、一般転職より第二新卒転職の方が5倍は受かりやすいです。
これは私の会社(東証一部上場企業)の転職成功率なので、「中小・ベンチャー企業」の場合、転職成功率は更に上がり40~50%程度の方が転職成功します。
しかもこれは一社しか受けない場合の転職成功率。複数社受ければ更に確率は上がります。
第二新卒の方はたいてい2,3社受けてすぐに内定をもらって転職するパターンが多いです。
「第二新卒で経験が無いから・・・」なんて躊躇する必要はありません。むしろ第二新卒扱いされる25歳以下の時が勝負です。
第二新卒はポテンシャル採用枠になるので、職歴は3カ月でも半年でも問題なし。ちゃんとした退職理由であれば、若ければ若い方が転職に有利です。
資格の有無も気にしていないので「勉強して資格とってから」「あと半年で2年勤務になるから」よりは、一歳でも年を取る前に動くのがオススメ。
駄目な会社にいつまで居てもスキルは身に付きません。
フリーターの転職成功率
以下の「独立行政法人労働政策研究所のグラフ」をご覧ください。
新卒で入社した会社を辞めて「次の就職先が見つかるまでアルバイトをしよう」という人もいらっしゃると思うのですが、フリーターの期間があるとどうなりますか?
企業は離職期間を嫌います。社歴は少なくてもいいので、ブランク期間が空かないようになるべく在職中に転職活動した方がいいです。
下のグラフをご覧ください。こちらは「フリーター期間と転職成功率」を表しているグラフです。
フリーター期間 | 転職成功率 |
---|---|
6ヶ月以内 | 64.0% |
7ヶ月~1年 | 58.3% |
1年~2年 | 52.2% |
3年以上 | 48.9% |
フリーター期間が「6ヶ月以内」の人の転職成功率が「64.9%」で、期間が長くなれば長くなるほど転職成功率が下がってますね…。
できるだけ間を空けずに転職した方がいいというのがわかりました。
そうですね。
ちなみに、さきほど「第二新卒転職の成功率」は30%程度とお伝えしましたが、あれは一社のみを受けた場合の成功率です。
3,4社受ければ95%程度の方は転職が成功するのでご安心を。
「今ブラック企業に勤めているから転職活動なんてムリ」という方も居ると思います。そのような方は、エージェントに登録だけしておき、いい求人を紹介してもらったら、何とかその日だけ休んで面接に行きましょう。
それもムリな方は退職後すぐに転職活動をする短期決戦がオススメ。
離職期間が長くなってしまうと、「なぜ今の会社を辞めたいのですか?」という質問に加えて「離職期間は何をしていましたか?」など、答えづらい質問が2つに増えてしまうデメリットがあります。
できるだけ離職期間が空かないように早めの行動を心がけましょう。
第二新卒の転職成功率まとめ
- 第二新卒の転職成功率は高い
- 若ければ若いほど転職に有利
- フリーター期間・休職期間が長いほど転職成功率が下がる
- 離職期間が長くならないように早めの活動を心がける
第二新卒のメリット・デメリット
第二新卒のメリット・デメリット以下の2つに集約されます。
第二新卒のメリット・デメリット
- メリット:転職成功率が高い
- デメリット:転職活動経験が無い
メリット:転職成功率が高い
転職成功率が高いのが第二新卒転職最大のメリット。
前章でお伝えしたように、第二新卒転職は一般転職の5倍も受かりやすいです。なぜかわかりますか?
第二新卒の転職成功率が高い理由は以下の2点です。
第二新卒の転職成功率が高い理由
- 書類選考が無い・甘い
- 一次面接の通過率が高い
書類選考が無い・甘い
なぜ第二新卒の場合は、書類審査がなかったり、審査が甘かったりするのですか?
一般的な転職の場合、職務経歴をしっかり見る必要がありますが、第二新卒転職は職務経歴が「1,2年」と短い場合が多いから。
短いと3ヶ月の方もいて「書類選考で確認すべき職務経歴があまりない」というのが大きな理由です。
一般的な転職では職務経歴書をしっかりと面接官が確認するので、書類選考の通過率は「20%」と非常に低め。
しかし、第二新卒の場合、「ベンチャー・中小企業」は書類選考がないことが多いので「ほぼ100%」の通過率。上場企業でも「50~70%」は通過と驚異の高い通過率となっています。
一次面接の通過率が高い
書類審査が通過しやすい理由はわかりましたが、なぜ一次面接の通過率も高いんですか?
一次面接は、現場の部課長から職務に関する専門的な質問を矢継ぎ早にされ、スムーズに答えることが出来ないと即不採用になる厳しいものです。
しかし第二新卒の面接は新卒採用と同じで、人柄が素直、努力家で成長力がありそう等のポテンシャルを確認。
ハキハキと答えることが出来れば、未経験でも関係なく採用します。
それでは、第二新卒は「経験」ではなく、「人柄・マナー・向上心」などの基本的なことが重視されるということですか?
そのとおり。
面接では受け答えがきちんとできるか、向上心がある素直な人材かを見ています。
デメリット:転職活動経験が無い
第二新卒の方は転職活動経験が無いので、はじめての転職活動になることが多いです。
そのため転職に関する大きな誤解や間違った努力をしてしまうデメリットがあります。
学生時代の就活を思い出し「またSPI対策したり、多くのライバルと戦う必要があるのか~」とおよび腰になり時間を浪費したり、ムダな作業をする方が多数。
転職活動と就職活動の違い
転職の場合、SPIはまったく重要視せず、ライバルも多くありません。転職活動は新卒の就職活動とは全然違います。
新卒採用の時のような10倍、20倍の狭き門を突破する必要はありません。
中途採用転職の方がはるかに簡単なのは、入社時期がバラバラなので、多くのライバルと一緒に比べられないからです。
企業がちょうど欲しい年齢の人材が、タイミングよく面接に来てくれたら即採用になります。
転職では優良求人をいち早く見つけ、効率よく転職活動するのが転職成功への近道です。
就職Shop、 DYM就職などの第二新卒専門エージェントの利用がオススメ。
第二新卒の転職活動は需給のバランス・タイミングが大事。
いい求人があれば早めに受けると内定とりやすいです。(4月~10月)
企業によっては「春から夏までに22~25歳を3人採用しよう」など採用枠・採用計画が決まっており、採用上限人数に達すると採用活動を止めてしまうからです。
第二新卒の失敗例
第二新卒の失敗例2大パターンをご紹介しましょう。
第二新卒の失敗例2大パターン
- 退職理由・転職理由をうまく答えられない
- 自力応募やハローワーク利用でまたブラック企業へ入社
失敗例①:退職理由・転職理由をうまく答えられない
転職の失敗談
退職理由をスムーズに答えられなかった
体験当時:24歳男性(大阪)
3カ月で仕事を辞めたので、退職理由や志望動機について聞かれるとスムーズに答えられなかった。
実際は厳しいノルマやパワハラで妥当な退職理由だと思うが、それが受け入れてもらえるかと考えると面接が億劫だった。
転職の失敗談
面接で泣いてしまった
体験当時:23歳女性(千葉)
「採用してもすぐ辞められたら困る」と面接で言われたことがあります。退職理由が上司によるセクハラだったので、適当な理由を答えたのが原因だと思いますが。
圧迫面接だったこともあり面接中に泣いてしまいました。あとで調べるとブラック企業だったので採用されずよかったと思いますが、あのときは本当に悔しかったです。
面接をしていて思うのですが、退職理由・転職理由をうまく答えられない方が多いです。
面接中に泣き出してしまうと情緒不安定と判断されて不採用になります。退職理由・転職理由はあらかじめ面接官が納得する答えを準備しておきましょう。
いい退職理由・転職理由の答え方は次章でお伝えします。
失敗例②:自力応募やハローワーク利用でまたブラック企業
転職の失敗談
ハローワークの求人がブラックだった
体験当時:21歳女性(福岡)
「転職=ハローワーク」のイメージだったので、ハローワークに行って紹介された会社に就職。求人に書かれていたよりも休みは少ないし毎日サービス残業。働くのがトラウマになるくらいでした。
転職の失敗談
会社のホームページにだまされた
体験当時:25歳男性(東京)
何日もかけてインターネットで企業を探して、印象がよかった会社ホームページから自分で応募。ホームページに書いてあった事は何だったのか。人間関係も悪いしサービス残業多いし辞めたいです。
こちらは第二新卒転職のデメリットでお伝えしたように、はじめての転職活動による経験の無さに原因があります。
転職活動では基本的に就職活動と違い自力応募はしません。また、ハローワークは政府からの助成金目的である「ブラック企業」の温床なので絶対に使ってはいけません。
転職エージェントを使うメリット
上記でお伝えしたように就活と違い、転職では転職エージェントを使いましょう。
エージェントを使うと過去の応募者データからその企業の面接質問内容がわかり、面接対策もしてくれるため内定率が上がるからです。
また過去の内定者の情報からブラック企業・ホワイト企業の判断もでき、ホワイト企業への転職がしやすくなるメリットもあります。
第二新卒の成功例
第二新卒の成功例
第二新卒専門のエージェントを利用
体験当時:23歳男性(神奈川)
就職Shopというエージェントを利用。アドバイザーが丁寧に僕に合う求人を見つけてくれた。
未経験からの異業種転職だったけど、周りもみんな親切で毎日楽しい。前の会社をすぐ辞めて良かった。
第二新卒の成功例
2社応募して2社内定。フリーターを卒業
体験当時:24歳男性(東京)
フリーターからでも正社員になれたので満足。エージェント使って書類選考スキップして面接からだったので2社受けて2社とも内定もらえた。
成功例の方に共通するのは、転職エージェントを使っていることです。
「23歳男性成功例」の方が言っていた就職Shopは大手のリクルートが運営している第二新卒専用の転職エージェントで、定着率重視のホワイト企業紹介で人気があります。
まとめ:第二新卒転職の成功率を更に上げる方法
最後に「第二新卒転職の成功率・成功例・失敗例まとめ」のまとめと、成功率が更に上がる方法をお伝えします。
まずは今回のまとめです。第二新卒の成功率は30%と高く、面接官は社歴や資格は気にしてなく、年齢を気にしている点がポイント!
第二新卒転職の成功率・成功例・失敗例まとめ
- 1社受けるだけでも約30%が転職成功(一般転職の5倍!)
- ハローワーク・自力応募は避ける
- 面接官は社歴・資格を気にしていない(年齢の方が気になる)
- 書類選考はスキップできるが、面接での受け答えは大事
第二新卒転職の成功率を更に上げる方法
第二新卒転職の成功率を更に上げる方法は以下の2つのポイント。
成功率を更に上げる2つの方法
- 面接対策(退職理由・転職理由・企業分析)
- 転職エージェントを使う
成功率を上げる:面接対策
失敗例でもありましたが、退職理由・転職理由をスムーズに答えられる方が少ないです。
第二新卒転職での面接対策のポイントは以下の2つ。
面接対策のポイント
- 退職理由・転職理由はネガティブ禁止
- 企業分析をしっかりして志望動機に混ぜる
いい退職理由・転職理由としては、前の会社の悪口ではなく、企業分析をしっかりして何故この会社を受けたか、自分の成長のため何故辞める必要があったかを答えるといいです。
具体的には、「以前の会社では、入社5年までは~~の裁量が与えられず、このままあと5年居ては成長出来ないと感じました。御社のホームページで~~が新卒から出来ると見つけて応募しました。」など答えるのがオススメ。
いい志望動機は、企業分析をしてあなたがその会社のどこに魅了をひかれて、何で貢献できるかというもの。
具体的には、「御社の徹底したユーザー視点にたった製品開発が素晴らしいと思い、私の学生時代の開発経験がお役に立てると思ったから応募しました。」など答えるのがオススメ。
成功率を上げる:転職エージェントを使う
第二新卒転職では転職エージェントを使うのが絶対にオススメ。
使わないと面接質問傾向も分からず、非公開求人にも応募できないので、圧倒的にチャンスを逃してしまいます。
以下に第二新卒転職で成功率・内定率の高い転職エージェントをまとめておいたので参考にしてください。
業界 エージェント(記事へ) | 公式URL |
---|---|
第二新卒 就職Shop | https://www.ss-shop.jp |
第二新卒 DYM就職 | https://dym.co.jp |
第二新卒 第二新卒エージェントneo | https://www.daini-agent.jp |
総合大手 リクルートエージェント | https://www.r-agent.com |
総合大手 type転職エージェント | https://career.type.jp |
総合大手(女性) type女性の転職エージェント | https://woman.type.jp |
IT(20代未経験専門) プロエンジニア | http://proengineer.co.jp |
成功する第二新卒の方は、大手・専門合わせて2,3社のエージェントに登録して求人比較をして転職活動する方が多数。
第二新卒転職エージェントとして、就職Shop、 DYM就職に登録して、大手はリクルートエージェントやType、type女性の転職エージェントを利用するといいでしょう。
転職エージェントに登録せずにまず軽く求人検索や適職判断をしたい方は、日本最大15万件の求人数を誇る転職サイト「リクナビNEXT」を使うのがオススメ。
転職サイトはエージェントと違って、マイペースで転職活動していきたい人に最適です。
こんにちは!東証一部上場企業勤務の「ぶっちゃけ面接官」ユウです。