こんな悩みありませんか?
- 「医療事務」か「一般事務」のどちらに転職するか迷っている
- 給料・仕事内容の違いを知りたい
この記事では、現役の医療事務・一般事務双方からのヒアリングをもとに両者の違い・給料・将来性・メリット・デメリットや今後の転職活動方法を紹介します。
現役採用官だからわかる情報を交えて、わかりやすくお伝えしていきます。それではどうぞ!
医療事務 VS 一般事務
一般企業で働く一般事務、医療現場で働く医療事務、どちらも素晴らしいお仕事だと思いますが、同じ事務でも「仕事内容・給料・待遇」には大きな違いがあります。(のちほど解説)
まず、いま医療事務をされていて、一般事務へ転職を考えている方は、一般企業への転職方法に戸惑っているかと思います。
一般企業への転職は「転職エージェント」というものを利用しましょう。
転職エージェントって何ですか?
登録をすると担当者から電話がかかってきて、求職者が希望する条件の「求人のピックアップ」「書類・面接対策」を無料でしてくれるんですよ。
転職活動をサポートしてくれるパートナーといった感じです。
なるほど!ユウさんがオススメする転職エージェントはありますか?
転職エージェントの中でも「パソナキャリア」がオススメ。理由など詳細はこのページ最下部にありますのでご確認ください。
次に、いま一般事務の仕事をされていて、医療事務への転職を考えている方は少し注意が必要です。
現役の医療事務の方に話を聞いて作成した記事もあるのでぜひご覧ください。
それでは次に「仕事内容と給与の違い」から見ていきましょう!
医療事務と一般事務の仕事内容・給料の違いは?
医療事務 | 一般事務 | |
---|---|---|
給料 | 15~20万円 | 20万円~ |
残業 | 有り | 無し |
仕事内容 | データ入力・受付 保険点数計算 | データ入力など |
学習コスト | 高い | 普通 |
土曜出勤 | 有り | 無し |
育休 | 取れない | 取れる |
将来性 | 有り | 有り |
まとめると、医療事務の方が待遇が悪く、学ぶことが多い状況になっています。
病院勤務なので医療事務は「残業有り」「土曜出勤有り」「育休取れない」と時間拘束が厳しいのが、一般事務と大きく異なる点です。
仕事内容も医療事務は、一般企業で「受付」「事務」など2人で対応するものを、一人二役で対応するハードワークのところが多いです。
医療事務はやり甲斐のある専門性の高い仕事ですが、本当に医療現場が好きでないと続けていくのが結構困難な仕事でもあります。
医療事務は年収が安い
医療事務の最大の問題は、経験を積んでも給料が他の事務職に比べて非常に安いことです。下記の図をご覧ください。
引用:DODA
職種 | 平均年収 | 生涯賃金 |
---|---|---|
医療事務 | 296万円 | 1億2280万円 |
一般事務 | 361万円 | 1億5745万円 |
営業事務 | 324万円 | 1億3883万円 |
秘書/受付 | 336万円 | 1億4597万円 |
貿易事務 | 373万円 | 1億6180万円 |
「医療事務」だけが平均年収300万円を下回る
事務職の中で、「医療事務」だけが平均年収300万円以下。
一般事務と比べると生涯賃金で、4000万円近くの差がでてしまいます。
私は医療事務で月収16万円です。月収20万円のクリニックに勤めている友達をうらやましいと思っていましたが、一般事務では新人クラスのお給料なんですね・・
そうですね。医療事務は給料が安いため、不満を持ちながら働いている方は非常に多いです。
私が面接していても、医療事務から転職してくる人は「給与関係の不安」を転職理由にされている方が多いと感じています。
医療事務のメリット
高齢化社会が進むにつれて、医療系の求人も増える一方です。
医療事務は専門的知識が必要なので、今後も安定して求人が出ることが予想されます。
※電子カルテ化が進み「AI(人工知能)に取られる仕事」と指摘する人もいるようです。
医療事務のデメリット
上述していますが、医療事務には以下のデメリットがあります。
医療事務のデメリット
- レセプト残業が多く土曜出勤もある
- 給料が非常に安い
- 育児休暇が取得できない
また、「医療事務」は病院で一番下の立場であり、女の職場である場合が多いのでトラブルが起きるのも珍しくありません。
一般事務のメリット
一般事務のメリット
- 土日休み・好きなときに有給が使える
- 医療事務よりも給与が高い
一般事務は、「医療事務よりも給料がよくて休みが多い」のが最大のメリットです。
月初関係なく、土日休みで定時退社の会社なんて見つかるんでしょうか…。
もちろんあります!一般企業は土日休みですし、労働基準法に守られているので、有給休暇取得率も非常に高く10連休など当たり前のように休める所が多いですよ。
そして転職活動をする際には「転職エージェント」の利用がオススメです。
転職エージェントは企業の内情を把握しているので、どこの会社がホワイト企業で毎日定時退社できるかなどデータとして持っています。
転職エージェントに企業の要望を伝える際に「有給取れて土日休み&定時退社できる企業」と伝えれば喜んでピックアップしてくれますよ。
一般事務のデメリット
毎日違う患者さんが来る病院と違って、一般事務は毎日同じ人たちと一緒に働きます。
これを「マンネリ」と感じる人もいるようです。
医療事務・一般事務の将来性
一般事務の将来性に関してデメリットを感じている人がいるかもしれませんが、今後少子化で「事務員」の人材も不足することが予想されます。
また、一般事務はパソコンスキルを身につけることによって、どこの企業に転職しても困らない人材になることが可能。
さらに資格を取ると報奨金も出るので、やり甲斐をもってスキルアップできるでしょう。
一般事務は自分の時間を作りやすいので「ワークライフバランス」を保って仕事をすることが可能です。
医療事務は「シフト制」や「平日を含めた週休2日制」なので、予定が立てにくいんですよね…。
一般事務は「土日祝休み」だし、福利厚生も充実しているのでうらやましいです。
そうですね。でも医療事務は今後も高齢化社会で患者は増える一方で、どんどん人材が足りなくなるので重宝されていきます。将来性に関してはどちらも有望であるといえますよ。
一般事務への転職は早いうちに
ここまで読んで、一般事務に転職したくなった方は人生を変えるチャンスです。早めに動きましょう。
早めの転職活動をすすめる理由
なるべく早い段階での転職をすすめる理由は、「一般企業では年齢と採用率に大きな関係がある」からです。
医療事務の場合あまり年齢は関係ありませんが、一般企業では年齢が高くなると年収も上げる必要があります。
そのため年齢が高い人は敬遠されがちで、採用率が低くなる可能性が高いです。
医療現場で長く働くと医療事務の知識やスキルは身につくが…
医療事務の場合、保険制度や点数計算の知識が必要不可欠なため「経験やスキル」が重要視されます。
そのため、医療事務のスキルが高いほど給料も高くなり、他の病院へ転職する際にも優遇されます。
もしあなたが、「このまま医療事務をやりたい」「医療現場で人の役に立ちたい」と思うなら、それも素晴らしい1つの選択肢です。
一般事務への転職のハードルが高くなる
しかし、そのまま医療事務の仕事を続けていると、一般事務への転職へのハードルが高くなることは覚えておいてください。
医療事務も「事務」なので、一般事務へ転職するときに優遇されたりしないんですか?
医療事務の「点数計算」「レセプトチェック」と、一般事務の「事務作業」は異なります。
残念ながら「事務の経験」として優遇されることはないでしょう。
ただ、さきほども述べたとおり、一般事務は「年齢が若いほど採用されやすい」です。
20代・30代であれば、転職できる可能性大なのでぜひ挑戦してみてくださいね!
医療事務のスキルがあれば復職は容易
「一般事務の方が待遇がいい」ということはわかったのですが、医療事務もやりがいがある仕事なので、もし転職したら後悔するかもしれないです…。
医療事務の場合、復職することは簡単ですよ。
もし一般企業に興味があれば、あなたにはノーリスクで一般企業に転職できる特権があります。それは一般の方には無い、あなただけのチャンスです。
さきほども述べたとおり、医療事務は「経験」が重要視されます。
「レセプトチェック」や「点数計算」など病院で働いた経験があれば、採用が優遇されて復職できる可能性大です。
なるほど!それなら安心して転職することができます。
「女の職場」から解放され「新たな出会い」も
最近では男性の医療事務員も増えていますが、まだまだ医療事務は「女だけの職場」であるところが多いです。
そのため、「人間関係が悪い職場」や、「嫌な女上司がいる職場」も多く存在しています。
しかし、一般企業は男性も多く在籍しているため、ネチネチした「女の職場」から解放される可能性が非常に高いです。
また、一般企業は男性の比率も高いので、病院に比べて「社内結婚」も多め。
一般企業への転職で思わぬ出会いがあるかもしれないですよ!
若いうちの転職活動がオススメ
転職を決めたら「医療事務から一般事務に転職すること」を目標にしてはいけません。「優良なホワイト企業に転職すること」を目標にしましょう!
ホワイト企業を見抜くためには、転職エージェントを使う必要があります。
また優良企業は「29才以下」「35才以下」などの年齢制限を設けている場合が多いです。できるだけ早めの転職活動をオススメします!
一般事務に転職するには、転職エージェントを利用しよう
冒頭でもお伝えしましたが、病院でしか働いたことのない方が、数ある企業から優良企業を探すのは難しいですよね。
さきほどお話した「育児休暇」なんですが、実は取得実績がある優良企業を簡単に探す方法があります!「転職エージェント」を利用すると楽に探すことが出来ます。
私が多くの転職エージェントとやりとりしてきた中で、医療事務の方からも応募が多くてオススメできるのは「パソナキャリア」です。
パソナキャリアをすすめる理由
CMで見たからと言って、リクルートエージェント・ビズリーチなどに登録しようとしない方がいいです。CMでやっている超大手エージェントはエリートサラリーマンを対象にしているので、一般的な方への対応は冷たい対応をすることがあります。
転職エージェント「パソナキャリア」について
パソナキャリアであれば社会人経験の無い方から、ベテランの方まで利用可能。専門分野ごとにいるキャリアアドバイザーが、丁寧に転職活動をサポートしてくれます。
パソナキャリアの強み
パソナキャリアは定期的に企業訪問をしているので、残業が少ないホワイト企業かどうかなど、求人を出している企業の内部情報を聞くことが可能。企業ごとの「書類対策、面接対策」もしてくれます。
「どんな志望動機・自己PR」をすればいいか助言をしてくれるので、採用率は最大限に高まりますよ。また、登録者専用の転職サイトも使えるようになります。
大手であればパソナキャリア一択でいいと思います。担当のキャリアアドバイザーがついて転職をサポートしてくれますよ。
パソナキャリア登録者は求人検索ができる
パソナキャリアの求人検索ページで、「一般事務正社員・未経験・フレックス制度・土日休み・産休育休制度有」という条件をしぼって検索してみました。
すると、公開求人だけで215件、非公開求人を含めると何と10,000件以上の求人があります!気になる方はぜひ利用してみてくださいね。
もし特定の業種に興味がある場合
実は転職エージェントには種類があって、「総合転職エージェント」と「専門転職エージェント」があります。
一般企業の一般事務・受付希望であれば、大手総合転職エージェントであるパソナキャリアが一番オススメ。もし、あなたが特定の業種(IT・アパレルなど)に興味があれば、業界専用の求人を沢山持っている以下の専門転職エージェントの併用がオススメです。
併用しても各エージェント同士でつながっていないのでわかりませんし、通常サラリーマンが転職する場合は2,3社の転職エージェントに登録して色々な求人の中から選んでいくのが一般的な転職方法です。
私が過去やり取りをして信頼できる専門系の転職エージェントを記載しておきます。ご興味あればご確認ください。
業界(対象) | エージェント名 | 公式サイト |
---|---|---|
大手総合 | パソナキャリア | https://www.pasonacareer.jp |
第二新卒・未経験 | 就職Shop | https://www.ss-shop.jp |
IT・Web | ギークリー | https://geekly.co.jp |
ITスクール | プロエンジニア | http://proengineer.jp |
アパレル | CREDNCE | https://www.crede.co.jp |
アパレル(未経験可) | ファッショーネ | https://fassione.com |
ここまでお読み頂き、ありがとうございました。あなたの転職活動が、成功することを願っております。
こんにちは!東証一部上場企業で面接官をしているユウです。
(証明として、プロフィールに取引企業・エージェント画像をあげています。)