突然ですが「ポテンシャル採用」という言葉をご存知でしょうか?
実は中途採用には、2つの大きな方法があります。「即戦力採用」「ポテンシャル採用」です。
ポテンシャル採用とは、「即戦力ではないが、育成すれば活躍が期待できる人材を採用する事」です。即戦力採用ではないため育成する必要がありますが、それでも企業はポテンシャル採用枠を全体採用枠の30%~50%の割合で空けています。
では、「どのような企業がポテンシャル採用が多いのか」「企業はポテンシャル採用時に何を見ているか」現役面接官の目線から内定をとる方法をご紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
企業が求めるポテンシャル採用の条件
まずは「ポテンシャル」の意味からご説明します。ポテンシャルとは日本語に訳すと「潜在能力」という意味です。ポテンシャル採用とは、スキルや経歴を除いた「仕事の潜在能力=伸びしろ」を見抜く採用の事です。とすると自ずと条件も分かるかもしれませんが・・
企業が求めるポテンシャル採用の条件はたった一つ、「20代であること」です。
30代以降の方はごめんなさい。即戦力採用で職務経験をアピールする転職活動をしていったほうが採用率は高いので、このページを読むよりは「内定率が上がる正攻法の転職手順」の記事を読んで頂いた方がお役に立てると思います。20代の方はこれから色々と実践的な転職裏情報を暴露していきますので、以下読み進めて下さい。
ポテンシャル採用枠がある企業について
「ポテンシャル採用やっています。」と明示的に記載している企業は少ないです。ただ、実際に上場企業ですと採用枠の30~50%程度はポテンシャル採用枠として空けているので安心して下さい。
ポテンシャル採用企業を見抜く基準
「ズバリ、会社の規模です。」
ベンチャー企業や、上場間もない成長中の企業は少人数で業務をこなしていることが多いので、正直ポテンシャル採用枠は少ないです。入社したらすぐに業務を出来る即戦力を求めます。
逆に大手上場企業や、元ベンチャーでも現在大きくなっている企業(楽天、Yahooなど)は、創業時からのメンバーがずっと在籍して年齢層が高くなっており、若返りを図りたいのでポテンシャル採用に積極的です。今いるメンバーが退職しても、企業を存続していくために若い方を中途採用したい目的があります。
人数的な規模感としては「会社人数が500人を超えているか」、会社存続を考えているかで「新卒を毎年採用しているか」を注意して確認しましょう。どちらも満たしていれば、ポテンシャル採用枠が多い企業と見抜く事が出来ます。
この事を知っているだけで若い方はチャンスです。大手など安定した優良企業の方が、若手のポテンシャル採用をしていることが分かるはずです。
「俺なんて2,3年の経験しかないからどうせ・・」なんて考えていた方はまず行動してみると良いです。心からそう思います。若ければ若いほど内定が出ます。
面接官の立場からぶっちゃけてお話すると、同じ実力で年齢が1歳違うだけでも、必ず若い方を採用しています。それほど年齢は大事なのです。なので悩んでいる方は今すぐ行動です。
面接官がポテンシャル採用で確認している3点
「ポテンシャル採用」について概ねわかったところで、今度は「企業が求める潜在能力」をご紹介します。
忘れてはいけないのは、面接官がポテンシャル採用ですることは「潜在能力を見抜くこと」です。これがわかれば対策も立てやすいと思います。
- ヒューマンスキル
- 業務スキル
- リーダーシップ
ヒューマンスキル:ポテンシャル採用確認点
具体的には、素直さ・協調性・マナーがある人ですね。これは面接の受け答え方で判断しています。
面接の受け答えで「素直に返事してくれればいいのに」、「協調性がないな」と思われてしまうと採用は遠のきます。
具体的な面接対策はこちらの「面接官が面接中に確認している意外な4点」の記事を御覧ください。
ポテンシャル採用では、マナーがあって同僚の意見を素直に聞き、協調性を持って仕事が出来る人材を求めているからです。
この特徴を持つ人は「入社後、一緒に仕事がしやすく成長の早い特徴がある」からです。
業務スキル:ポテンシャル採用確認点
ここでいう業務スキルとは、技術的なスキルの話ではなくて業務・仕事に対する意欲になります。こちらは応募書類と面接で確認しています。
仕事を誠実に取り組む人か?
ズバリ、仕事を誠実に取り組む印象がある人は採用されやすいです。
私は今までたくさんの部下を見てきました。ほとんどの人は仕事に真面目に取り組み、就業規則やマナーを守っていますが、まれにタバコやトイレ休憩が多かったり、休憩時間を長く取っていたり「この人は明らかに手を抜いて仕事をしているな」と思うような人もいます。
当然、採用側もこのような人材が欲しいとは思いません。企業は仕事を誠実に取り組む人材を求めています。
ミスが少ない人か?
こちらは応募書類で見ています。職務経歴書などに誤字脱字が多い人は注意です。それだけで注意力散漫・書類の再確認すらしていないと判断されていまいます。
もちろんミスをしない人はいません。しかし再確認することでミスを減らすことは出来ます。書類上でも小さなミスが多いと、入社してからもテキトウに仕事をして上司や周囲の人に迷惑をかける印象が出るので、採用は遠のいてしまいます。
ここに関しては、応募書類をしっかり確認しておけば大丈夫です!
リーダーシップ:ポテンシャル採用確認点
こちらは面接で確認しています。「今まででの案件で辛かったけど、チームで何とか乗り越えた経験を教えて下さい。」などの質問で確認しています。
一般的にどんな仕事も1人では出来ないので、チームでやっている意識が大事です。若いので役職もないのでリーダーなどのポジションでないと思います。ただそのような状況でもどうリーダーシップを発揮してきたかを確認したいです。
入社2,3年したらチームリーダーなどにもなってもらいますし、いつまでも上司の指示を受けて行動しているだけでは、そこで成長が止まってしまいます。ポテンシャル採用は「潜在能力を持っていて今後活躍を期待できる人」なので、リーダーシップが求められます。
企業は「自ら考えて行動し、部下に指示ができる行動力のある人」を期待しています。
ポテンシャル採用はエンジニア職がオススメ
人材不足が続くエンジニア職は未経験者でも採用されますが、伸びしろがあり成長が期待される20代の方が多くの内定を勝ち取っているので、ポテンシャル採用を狙っている人にピッタリです。
そして「少しでも内定率を上げたい」「即戦力になるようにスキルを身につけたい」という方は、プログラミングスクールがオススメ。
数多くあるスクールの中でも私がオススメしたいのが DMMウェブキャンプ。
DMMウェブキャンプは、経済産業省の第四次産業革命スキル習得講座に認定された唯一のプログラミングスクールで、専門性・効果が高く年齢制限もなく幅広い年代にオススメできます。
エンジニア職は人材不足が著しい仕事であり、今後も有効求人倍率が増え続けることが予想されます。
DMMウェブキャンプの校舎は東京と大阪のみですが、通学が可能な方はぜひ検討してみてはいかがでしょうか。
ポテンシャル採用している企業への内定率が高い転職エージェント
転職エージェントなんてどこも一緒だろと思われるかもしれませんが、実際に採用する側からするとここまで実績違うのか?ってくらい違うので選ぶのは注意しましょう。
端的に言うと、大手より専門転職エージェントを使うとよいです。専門転職エージェントは業界知識があるので転職希望者と企業のマッチングが上手です。双方の希望にあった企業を紹介するので採用されやすいのです。
ここからは実際に当社での採用実績でお話させて頂きます。
あなたがIT系に行きたくて社歴が2,3年あるのであれば、レバテックが最適です。
あなたがIT系に行きたくて社歴が未経験~2年以下あるのであれば、ProEngineerが最適です。
ポテンシャル採用で内定もらう方法まとめ
これでポテンシャル採用を実施している企業の見抜き方、面接で確認されている点が理解できたと思います。
若手の方は若い内であれば企業を選ぶ側なのでチャンスです。「転職したいけどもっとスキルを付けてから・・」なんて悠長な事は言わずに、若さ・ポテンシャルを武器にぜひ転職活動をしてみると良いと思います。本当に若ければ若いほど受かりますよ。
こんにちは!東証一部上場企業で面接官をしているユウです。
(証明として、上記に一部の取引企業・エージェント画像をあげています。)