上場企業の現役採用担当が「採用率の高いIT転職エージェント」をまとめてみた

このサイトは「素人が独断で転職エージェントをランキング形式にする」「信頼性の確かでない転職サイトからコピーしてまとめる」などは一切ありません。

大手IT企業の現役採用担当である私が5,000人の応募書類を確認・面接し、70社近くの転職エージェントとやりとりをした中、自信をもっておすすめできるエージェントをレビューしております。

以下には、どの転職エージェント経由で当社に受かったか、採用率・営業力など企業サイドでしか分からない情報満載でまとめております。あなたの転職成功への近道となる、信頼できるエージェント探しに参考にしてみて下さい。

現役採用担当による転職エージェントレビューとは?

大手IT企業の現役採用担当である私が当社の採用実績に基いて以下レビューを作成しております。

全てのレビュー項目は、どれも現役採用担当だからこそ分かる情報です。他のサイトのように、素人の方や元転職エージェントの方が、クチコミをてきとうにまとめているサイトでは絶対に分かり得ない情報です!

転職エージェントのレビュー項目
  • 採用率:最も大事なデータですが他サイトでは出せません。どのエージェント経由が採用率が高いかを出せるのは企業側の人間だけです。
  • 営業力:企業へどれくらいの頻度で非公開求人を確認しに来ているか、「こういう人材がいるから会ってみないか」と売り込みをかけているかの営業力
  • 推薦文:応募書類の推薦文の質(酷いエージェントは推薦文に誤字・脱字があります…)
  • 求人数:ネットで軽く調べて分かる通常の求人 + 非公開求人数
  • マッチング力:転職希望者の適性を捉えつつ、企業が欲しがっている人材をしっかりとマッチさせているか
  • サポート体制:一人のエージェントが多数を抱えすぎてないか、転職希望者のフォローがしっかりできているか

おすすめ転職エージェント

1つのエージェントをメインにしつつ、サブでもう1,2個使って非公開求人の穴が無いように補うのが良い方法です。だいたい皆さん3つ程度登録されているようですね。

エージェント登録は守秘義務があり、今勤めている会社には絶対にバレないのと、エージェントを複数登録してもエージェント同士繋がってないので安心して下さい。では、以下に当社で採用に至った実績がある転職エージェントで、転職希望者のフォローがしっかりしている「IT系におすすめエージェント」をまとめましたので、是非登録して活用してみて下さい。実績としてはレバテック、ギークリーの方が採用率が高い印象があります。

レバテック

レバテックチャート

レバテックのレビュー

  • 採用率:5:レバテックがここ数年では一番採用率が高いです。営業力・マッチング力が高い結果ですね。
  • 営業力:5:適した人材を紹介するのが上手です=採用されやすいです!
  • 推薦文:4:丁寧な推薦文で問題ありません。
  • 求人数:4:非常に多くのIT・システム系求人を抱えています。特に首都圏は強いです。
  • マッチング力:5:IT出身のエージェントが多いので適性を捉えつつ、企業が欲しがっている人材とマッチさせています。
  • サポート体制:5:専属でしっかりした担当が付いています。エージェント人数も多いです。
レバテックの特徴
  • 希望している企業とのマッチングが非常に上手です
  • エージェントのフォローにより採用率が他エージェントより高いです
  • 年収アップが期待できるような推薦文を作ってくれます
  • エンジニア専門のエージェントなので、担当もIT出身でやりとりもスムーズです
  • 非公開求人を多数持っていて営業力が強いです
  • ホワイト企業を率先して紹介してくれます

こちらは全てのエンジニアの方におすすめできます。まず登録しておくべき転職エージェントです!スキルセットが合っている会社への紹介が得意です。更に年収アップできるようにキャリアプランを転職希望者と真剣に考えています。

ここ数年で有名になったエージェントですが、本人の適正・希望のヒアリングも上手だと思います。エンジニア・クリエイター専門のエージェントである為、希望者に細やかなヒアリングなどが出来ている印象です。

やはりこちらも会社への営業がしっかりしています。「御社の希望しているスキルセットに合うこんな良い人がいるので是非会ってくれないか?」「御社の次案件でこういう最適な技術を持った方がいるので是非会ってくれませんか?」などの適切な売り込みを企業にしっかりかけています。

彼らが転職希望者のキャリアプラン・スキルセットを理解してマッチした場合のみ推してくるので、うちもレバテックさんが推してくる人であればまず会ってみようとは思います。

開発経験が少しでもある場合はまず最初に登録しておくと良いエージェントです。

ギークリー

ギークリーのレビュー

  • 採用率:5:他社と比べて採用率は非常に高いです。マッチング力が高い結果ですね。
  • 営業力:5:ここ数年で一気に成長しただけあって積極的に企業にアピールしてきています=採用されやすいです!
  • 推薦文:4:とても丁寧な推薦文で問題ありません。
  • 求人数:3.5:多くのIT・システム系求人があります。首都圏だけ判断するなら「5」ですが、地方は少ないです。
  • マッチング力:5:丁寧にカウンセリングを行い本人が本当に希望している職種・やりたい事と企業が欲しがっている人材とマッチさせています。
  • サポート体制:5:専属でしっかりした担当が付いています。エージェント人数も多いです。
ギークリーの特徴
  • 希望している企業とのマッチングが非常に上手です
  • エージェントのフォローにより採用率が他エージェントより高いです
  • IT・WEB・ソーシャルゲーム業界の専門で、この分野での求人数は他を圧倒します
  • エンジニア専門のエージェントなので、担当もIT出身でやりとりもスムーズです
  • エグゼクティブ求人にも強み
  • ホワイト企業を率先して紹介してくれます

こちらも転職を志すエンジニアはマストで登録しておくエージェントです。正直、最近は一番書類通しているエージェントさんです!

IT業界に特化しているので、マッチングミスが無く、志願者の強みを把握して適した会社に推薦してくれています。転職エージェントと言えば、数年前はリクルートエージェント経由ばかりだったのですが、ここ2,3年ではレバテックとギークリーの2強となっています。やはり転職希望者に手厚いサポートとIT業界に非常に強い点が好まれている所以です。

ギークリーも会社への営業がしっかりしています。ギークリーさんが推してくる人は間違いないので、まずは面接で判断してみようという流れになります。

彼らが太鼓判を押してくれた企業であればマッチングしているし、勝率も高めと思って大丈夫です。

若い方はもちろん、40代の方でもギークリーさんはマッチする企業・職種を適切に紹介している印象です。エンジニアはまず最初に登録しておくと良いエージェントです。

ProEngineer

ProEngineerの特徴
  • 未経験でもIT業界に転職できます
  • スクールでスキルアップしつつ転職活動も出来ます
  • エンジニア専門のエージェントで、非公開求人を多数持っています
  • ホワイト企業を率先して紹介してくれます

エンジニアには興味があるけど、現在異業種で未経験の方や第二新卒の方、「大手を受けるには自分にはまだ実力・自信が足り無いなぁ」って思っている方にお勧めなのがProEngineerです。

彼らの特徴は単なる転職エージェントではなくて、足りないと思っている経験などを実務で補い、そのまま転職サポートもしてくれる今までにない画期的なサービスを提供しているところになります!ぶっちゃけて言うと国がやっている「職業訓練校+ハローワーク」をより良くした感じですね。

あぁ、ちょっと話ずれますが絶対にハローワークで職業を斡旋してもらっては行けません。基本的にブラック企業しかないです!国からの助成金狙いのブラック企業ばかりです。断言できます。

話を戻しまして、私の勤務先は経験者のみ採用になっているのですが、関連会社は未経験からも採用していまして最近こちらの方からの人材で受かる方が多いです。手厚いフォローでエンジニアとしてある程度のスキルになってから紹介してくれるので、採用する側としても入社してからの教育コストが少ないので、書類・面接を通しやすいんですよね。

ProEngineer経由で営業・美容師・料理人など全く畑違いの方でも通した経験がありますので、エンジニアに興味があって新しいことにチャレンジしたいと思われる方にはかなりおすすすめ出来るエージェントだと思います。

ビズリーチ(BizReach)

現年収750万円以上でエグゼクティブ転職を考えている方が、絶対に抑えておさえておくべきは「ビズリーチ」です。

CMをよくやっているのでご存じの方も多いと思いますが、こちらはエグゼクティブ専用の転職サイトになります。

エグゼクティブ転職の方は「転職エージェントに登録 → 面談」というよりは、「転職サイトに登録 → 企業から直接スカウト」という流れが一般的になります。

そしてこちらのビズリーチは後者の履歴書などを登録後、企業から直接スカウト・ヘッドハンティングされる流れとなります。もちろんスカウトを待つだけではなく、サイトに登録すればビズリーチが限定して持っている求人を検索・応募することも出来ます。

ビズリーチは職種も多岐に渡っており、御自身の経歴を見てヘッドハンターからスカウトメールが来ます。IT系のエンジニアで現状部・課長レベルですと、ベンチャー系のCTO、大手の部長・本部長、ITコンサルタントなどの非公開求人・スカウトが非常に多く、1,000万円を超える求人が多いのが特徴です。

基本的にはヘッドハンターが職務経歴書を見てスカウトしてくるので、合格率が通常の転職よりも数倍以上高いのもビズリーチの特徴です。

ビズリーチは当社も部長級の採用に使っています。部長以上を採用するのにはビズリーチを使うのが今までの採用実績からも一番確かなのが採用担当には知れ渡っているので、現年収750万以上の人はまず登録しておくと良いサイトです。

マネジメント層で現年収が高い方が、1000万円超えの外資・ベンチャーCTOを狙って更に高くなる時に使うサービスになります。

デメリットとしては、ビズリーチ公式サイトに行くと登録するまで10個程度の質問があって、合計で20分位かかります・・・が、それでも登録するだけ価値のあるサービスだと思います。

現年収750万円未満の方は登録してもスカウトがほとんど来ず、登録作業分の時間がもったいないので昇進などして現年収が上がった際に使用すると良いです。

公式サイトへ

ジェイエイシーリクルートメント

30歳以上の管理職・スペシャリスト、外資系企業を目指す方におすすめなエージェントです!英語ができる方や、海外に興味がある、現在係長だが課長以上を目指したい方、ずっとコードを書きたい方、DBスペシャリストなどを目指す方はまず登録しておいて間違い無いです!エグゼクティブ・スペシャリストの非公開求人が多いです。

少し話はそれますが管理職・スペシャリストなどが非公開なのは、ライバル企業などにそこら辺を増員しようとしている動向を見せないようにするのと、ジェイエイシーリクルートメントのような信頼できるパートナーに欲しい人材を伝えておいて、マッチングした方のみを紹介してもらい採用活動のコストを下げる狙いがあります。

当社の専門職や管理職以上の応募にはジェイエイシーリクルートメントさんからの応募が多いのですが、やはり適正を見抜いた上で紹介して頂いているので合格率も高い傾向にあります。

本人の適性にあった企業を紹介する事に秀でているので、エグゼクティブ・スペシャリストを目指す方には是非おすすめです。

アクシスコンサルティング

こちらは現在エンジニアでコンサルタントにも興味がある方におすすめできるエージェントです!在籍しているエージェントも「とにかく優しく丁寧な方が多い!」印象があります。元エンジニア等で構成されているエージェントで話が通じやすいと思います。

システム系からコンサル業界の転職って結構多いです。エンジニアでも上流寄りが多かった、上流工程が好き・得意という方は今回の転職でコンサル業界も視野にいれても幅は広がると思います。

特徴としては非公開求人の多さと、何より丁寧なキャリアパス・本人特性のヒアリングによるジョブマッチングが上手な印象です。

現在エンジニアで今後のキャリアプランとして、このままプログラマとして続けるか、マネージャーになるか、上流・コンサル業務に進むか悩んでいる・興味がある方にはぴったりのエージェントになります。

リクルートエージェント

リクルートエージェントは、業界最大手です。とにかく多くの非公開求人を持っています。担当営業もうるさいくらいによく会社に挨拶に来て営業力強い印象です(他社にもこうやって色々と挨拶に回っているんだろうなぁと)。

やはり色々と人脈・非公開求人持っている担当が多いです。あと担当エージェントは面接の経験とか無い人達ですが、エンジニアとしてそれなりの経験が積んできた方が多いので話も通じやすいと思います。

ただ、リクルートエージェントのエージェントは完全歩合制なので本人の適性・希望をあまり考慮せずに強引に紹介してくる事もあるので注意は必要です。また未経験からの転職を考えている方、年収アップを検討してる方の転職活動には時間が掛かるので若干冷たい印象があります。担当エージェントも元エンジニアの場合もありますが、大手で沢山いるため元営業などの場合もあり当たり外れが激しいとは思います。ですので、リクルートエージェントはメインで使うのはおすすめ出来ないのですが、非公開求人を確認するためにサブ的に使うのであればアリかとは思います。

詳しくは特集記事を書いておりますので、こちらもご参考にして下さい。

専門職に大手転職エージェントがオススメできない4つの理由とは?

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2017年7月21日

エージェント電話連絡について

履歴書を登録すると電話連絡がかかってくることがあります。これは本人確認のためになりますから必ず取るか折り返しましょう!長電話にはならないので。下に記載したエージェント面談の日程を決めたり、どの程度のスピード感で転職活動をしたいかエージェントが確認するためになります。

どっちにしようか迷っている方でも必ず電話は出るようにして、現状の悩み・希望条件などを話しておくとエージェント面談がスムーズになります。強引に面談日を決めてくるようなことは無いですが、電話に出ない・折り返しが無いと何回かかけてくるようなので、気が変わったり軽い気持ちで登録した場合は電話に出てその旨を伝えてあげて下さい。

エージェント面談について

エージェント面談

まず初めに、登録したら絶対にエージェントに面談に行きましょう!忘れがちなんですがこれは非常に大事なことなんです。

なぜかと言うと・・・エージェントからすると、求職者がどんな人かがわからなければ推薦文が書けません。そしてこちらもエージェントを見極める必要があるからです!!経験が少なそうな担当だったら、変えてもらう事もできます。双方でイメージを確認するためにも必ず面談には行きましょう!

軽い気持ちで登録した場合でも面談しておくのをおすすめします!無料で自分の市場価値や悩みなどを聞いてくれます。現時点の能力でどの程度の企業を申し込むことができるかなど、御自身の今後の働き方にも良い影響が出ると思います。

信頼できる転職エージェントのみをご紹介してきましたが、正直担当によってレベル差はあります・・・最大手のリクルートエージェントでもテキトウな担当、丁寧な担当とかなりレベル差があります。テキトウな方に当たった場合は最悪で、彼らが応募書類に推薦文を書いてくるのですがその内容も「~~様はお人柄もよく話しやすいタイプで・・」と当り障りのないことや、推薦文自体に誤字・脱字があることもあります。推薦文の内容は影響度は高いですし、やはりあなた自身の目でエージェントを選ぶことが大事だと思います。

また会うことによってエージェントもイメージが湧くので、良い推薦文を書いてくれるようになります。ここだけの話でぶっちゃけてしまいますが、会わない場合は「お電話での面談になりましたが・・」という推薦文の冒頭となり、採用官側としても「あぁ、この推薦文は良い事書いているけど会っていないしそこまで信用に足るものではないな」と判断して応募書類で当落線上だった場合に、通常ある推薦文の後押しが無くなってしまうデメリットがあります。ですので遠方でもメインにする転職エージェントには一度は会っておくのがおすすめです。

担当の推薦力の判断方法

ズバリ!「エンジニア歴+エージェント歴で判断できます!」

最初のエージェント面談で彼らは転職希望者の経歴を聞いてきます。その時すかさず担当の経歴も聞きましょう! もちろんエンジニア経験なくて、営業経験のみのエージェントさんで優秀な方もいますが、基本的には元エンジニアの方が採用企業とのやりとり・欲しい人材の把握がスムーズなので担当としては心強いと思います。

私がおすすめしたエージェントは元エンジニアの方が多い事業者にはなりますが、こちらに無い他のエージェントを選ばれた場合は聞いておくと良いと思います。初回面談後に気になるようでしたらメールなどで「元エンジニアの方に担当を変更お願いしたい。」「性格的に少し合わなそうなので他の人にして欲しいです。」と頼むこともできます。初回であれば変更もやりやすいので、気にせずにお願いして、頼りがいのあるエージェントと二人三脚で転職活動をするのがおすすめです。