意外!転職理由「スキルアップしたい」がNGな3つの理由

意外!転職理由「スキルアップしたい」がNGな3つの理由
面接官ユウ

こんにちは!東証一部上場企業で面接官をしているユウです。
(証明として、上記に一部の取引企業・エージェント画像をあげています。)

あなたは、面接や応募書類の転職理由に「スキルアップしたいから」と答えていませんか? 私は面接官として、何度も応募書類や面接で聞いてきました。

今の会社は同じ事の繰り返しだし、スキルある先輩も少ないし「技術的に成長したいって理由は、向上心もあるように見えるし良いことでしょ?」と思うかもしれません。

もちろん技術的好奇心が高いというアピールをされたいのは、十分に理解できます。

「スキルアップしたい」という転職理由は評価できない

しかし、採用側からすると「スキルアップしたい」という理由は評価できません。

逆に「この人を採用するにはリスクがあるのでは?」くらいにまで思われていることもあります。

今回は、転職理由が「スキルアップしたいがNGな3つの理由」と「代わりになる面接官に刺さる転職理由」を現役採用担当の目線から分かりやすくご紹介していきます。それではどうぞ!

現状スキルがない印象を採用側に抱かせる

現状スキルがない印象

採用側は、「応募者がそもそもスキルが無いのでは」という印象を抱いてしまいます。

なぜなら面接官の今までの経験上、転職理由の主な目的が「スキルアップしたい」と言っている方のほとんどが、書類を通過させたとしても、面接での突っ込んだ質問でスムーズに答えられない場合が多く、「スキルアップ」が目的ではなくて「スキルを付けたい」に近かったという苦い経験があるからです。

スキルアップを目指すならなぜ弊社を志望しましたか?

中にはスキルが十分にあり、更にスキルアップしたいと思って転職理由にされている方もいます。ただ、そういう場合でも「スキルアップするなら別に当社でなくても他に会社があるのでは? なぜ弊社なのかの理由が聞きたいのに・・」と採用側に思わせてしまっています。

また転職するのでは?と懸念を持たれる

また転職するのでは

スキルアップを転職の第一目標に上げる方に多いのが、「帰属意識の少なさ」です。

ジョブホッパーと思われてしまう

転職理由が「スキルアップ」で、更に転職回数が多いと目も当てられません。気に入らなかったり、学ぶ事が無いと思うと短期間で転職を繰り返す「ジョブホッパー」認定されて、即座に書類審査で不採用となってしまいます。

「転職回数の多い + スキルアップ主目的 = ジョブホッパー = 帰属意識少ない」と連想されてしまいます。

気に入らないとすぐ辞めそう

もし当社に入っても「帰属意識も少なそうだし、スキルアップできないと判断したらすぐに辞めるんじゃないか」と思ってしまいます。そういうリスク を考えると、書類の時点で採用を見送りたくなってしまうのです。

面接官は「帰属意識の高さ」を非常に重要視しているので、注意が必要です。

特に転職回数がそれなりにある方は、「スキルアップ」を転職理由には書かないほうが良いです。

現状でスキルアップする努力を怠っている懸念

スキルアップ

正直な所「スキルアップは業務外でも出来るはずだ」と採用側は思っています。

「現状ではスキルアップが出来ないのですか?」

実際に面接でしている質問を公開しちゃいますが、転職理由を「スキルアップしたいから」と言った転職希望者には、面接で「現状ではスキルアップが出来ないのですか?」といった質問を必ずしています。

これは答えるのが厳しい質問です。本来なら、帰りの電車で本読んだり、土日に家で勉強したり色々と出来るはずだからです。

「出来ない」と答えると「現状で何とか工夫して時間を作ればいいのに諦めているんだな」と低い評価になってしまいます。

ですので、スキルアップを転職理由の主な目的にはしない方がベターなのです。

転職理由「スキルアップしたい」に代わる答え

なぜその会社を受けるのか?という理由を答えるのがベスト

転職理由としてスキルアップが主な目的でも、それはメインとして言わない方が良い印象になります。

以下に「転職理由の良い回答例(エンジニアの場合)」を記載しておきますので、ご参考にしてください。どの業界にでも応用が効きます。大事なのは「なぜ御社」といった理由を、全面に押し出していくことです。そうすると面接官としては「採用したい!」と思います。

転職理由の良い回答例

「現状の常駐の働き方は、大規模システムの一部分に携わるだけ物足りなさを感じております。1つのサービスを最初から最後までやりたいので、全て内製で開発している御社を希望しました。特に御社のxxのサービスが好きで、自分もよく利用しています。御社はサイトスピードも早くスキルレベルの高い方が多いと見受けたので、そんな皆様と一緒にお仕事したいと思ったから応募しました。」

現状スキルがないように思わせないようにしつつ、「更に能力の高いメンバーと業務内でも切磋琢磨できる環境で一緒に働きたい」というような答えにもっていくのが良いです。基本的には「なぜ当社」なのかといったところにフォーカスして、転職理由を述べた方が評価が上がります。

履歴書対策について

最後に、5,000件以上の書類審査をしてきた経験上からお伝えしますが、転職エージェントの職務経歴書、履歴書チェックはあまり当てにしないほうが良いです。私は大手上場企業の採用官として書類審査をしていますが、書類通過率は20%とかなり低い状態です。もし転職エージェントが要点をチェックしアドバイスできているのであれば、書類通過率はもっと高くてよいはずです。

転職エージェントからは「スキルアップしたいと転職理由に書くと、逆にスキル無いって思われてしまうから止めておいた方が良いよ」などの実践的なテクニックのアドバイスは無かったと思います。

「確かに書類通過率悪いな・・・」と不安になった方は、上場企業の現役面接官である私自身による「応募書類添削サービス」を実施しておりますのでお気軽にご利用してみて下さい。裏ワザ過ぎてサイトには書けないテクニックを多用し、面接官に刺さるポイントについて的確にアドバイスをしております。

転職エージェントについて

またこれは転職において非常に大事なことなのですが、これから転職活動を初める方や、現状あまり転職活動が上手くいってない方で転職業界が決まっているのに大手転職エージェントを使われている方は、エージェントの再考をおすすめします。

正直、大手転職エージェントより、業界専門転職エージェントを選んだ方が良いです!理由としては背景知識があり、各企業の好む人材など把握しており、優良企業とのマッチング率が高いからです。そしてそれが高い採用率に繋がります。

採用サイドとして幾つもの転職エージェントとやりとした中、以下のエージェントの採用率は群を抜いて高いのでおすすめできます。

業界(対象)転職エージェント名公式サイト
ITレバテックhttps://career.levtech.jp
ITギークリーhttps://www.geekly.co.jp/
IT(20代専門)プロエンジニア(ProEngineer)http://proengineer.internous.co.jp/
ハイクラスビズリーチhttps://www.bizreach.jp
コンサルタントアクシスコンサルティングhttps://www.axc.ne.jp/
コンサルタントJACリクルートメントhttp://www.jac-recruitment.jp
製造業メイテックネクストhttps://www.m-next.jp
第二新卒ミーツエージェントhttps://www.meetsagent.jp

エンジニア志望の方はスクールもオススメ

エンジニアは未経験者でも採用されますが、「少しでも内定率を上げたい」「即戦力になるようにスキルを身につけたい」という方は、プログラミングスクールがオススメ。

そして、数多くあるスクールの中でも私がオススメしたいのが DMMウェブキャンプです。

DMMウェブキャンプは、経済産業省の第四次産業革命スキル習得講座に認定された唯一のプログラミングスクールで、専門性・効果が高く年齢制限もなく幅広い年代にオススメできます。

ぶっちゃけ面接官

エンジニア職は人材不足が著しい仕事であり、今後も有効求人倍率が増え続けることが予想されます。

DMMウェブキャンプの校舎は東京と大阪のみですが、通学が可能な方はぜひ検討してみてはいかがでしょうか。

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2017年11月6日

スキルアップしたいがNGな理由まとめ

今まで意外と「スキルアップしたい」と履歴書に書いたり、面接で答えてしまっていたのではないでしょうか?

転職理由としては、「自分」より「企業」を意識すると良いです。個人に関しての「スキルアップしたい」よりも、採用企業に関しての「なぜ当社なのか」に真摯に答える方が、評価としては高い事を分かって頂けたかと思います。

参考にしてみてくださいね。