内定率を上げるためには?採用される転職エージェントの選び方と手順

面接官ユウ

こんにちは!東証一部上場企業で面接官&エンジニアをしているユウです。

こんな悩みありませんか?

  • はじめての転職で何から始めていいのかわからない
  • 内定率が上がる方法を知りたい

この記事では「転職成功させるために必要な手順」をご紹介します。

このサイト「転職先生」は他サイトとは違います。内定が出ただけでは転職成功とは思っていません。転職してやりがいのある仕事を楽しく出来てる会社・職場にいることを「転職成功」であると捉えています。

転職後、生き生きと働いている人達の転職活動の手順には1つの共通点があります。私は長く採用活動をしてきて、採用された方、されてない方の転職手順に大きな違いがある事を発見しました。

今回はそちらの共通点の紹介と、ステップごとで採用率が上がるテクニックと、転職活動期間の目安をご紹介していきます。

転職成功への手順

転職成功への手順

転職成功への秘訣は手順を踏んでいくことです。とくに最初の手順は非常に大切。

そして、さきほどお話した「転職後に生き生きと楽しく働いている、転職成功した方の共通した転職手順」がこちら。

正しい転職活動の手順

  1. 自己分析
  2. 情報収集
  3. 転職エージェント選び
  4. 書類対策
  5. 面接対策
  6. 内定獲得

上記の順番が転職成功への近道です! とくに大事な手順が「自己分析」「転職エージェント選び」「書類対策」の3つ。そして転職成功された方は皆様「自己分析」からはじめています。

自己分析をしないとどうなる?

自己分析もせずにネットで軽く調べつつ情報分析をするとうまくいきません。

ぶっちゃけ面接官

その理由は、本人のやりたい事が定まる前に転職サイトを見てしまうと、自分が何をしたいという目標が無いので転職サイトに煽られて不安になったり、焦って流されてしまうから。

転職成功への手順
ぶっちゃけ面接官

自己分析をして「自分が本当にやりたい事」や「やりがいを持てる事」を振り返り、「それを実現するためにはどこ会社がいいか?」という目線で情報収集するのが転職成功への正攻法です。自己分析が出来ていると、自分とマッチした会社が選べるので、内定率も高く転職後も楽しく働けますよ。

世の中に多く出回っている転職についての本やサイトでは「まずは情報収集をする」「最初に転職エージェント登録をする」などと書かれています。

しかし、面接官の私からすると、「記事や本を書いている人は本当に転職業界にいる人なのかな?」と目を疑いたくなります。まずは自己分析から始めるのが正解です。

では、これから一緒に一つ一つの手順について確認していきましょう。

転職成功の手順

①自己分析

自己分析

自己分析のやり方は簡単です。「自分が将来こうなりたい」というキャリアパスをノートに書くだけ。ここで1つポイントなのが、この作業はパソコンではなく「ノート」を使うことです。ノートは考えを整理するのに適しています。

自己分析【現役採用担当の転職テクニック】

自己分析は次のステップである「書類対策」や「面接対策」にも影響します。

ここのステップは非常に大事なので絶対に飛ばさないようにしましょう。

キャリアパスをノートに書く

キャリアパスをノートに書く
ぶっちゃけ面接官

今後やりたい仕事や夢を「3年後・5年後・10年後」くらいまでを想像して、自分がその歳に何をしていたいかを書き出します。

具体的な職種がイメージできる人はスムーズに書けるでしょう。たとえば、今がプログラマーで、「3年後にはリーダー・5年後にはマネージャー・10年後には部長になりたい」などです。

記事のライターをしている人は「3年後にはライター兼Web企画・5年後にはWebディレクター・10年後には独立」などのキャリアプランもいいと思います。

まずは「自分がやりたい未来」を書いてみましょう。それを考えている時にワクワクする未来であれば、それは自分がやりたい事と考えて大丈夫です。

ぶっちゃけ面接官

繰り返しになりますが、転職成功の為には今やりたい事も大事ですが、10年位までの「中長期的な計画」をすることが重要です。

自己分析を飛ばして、転職エージェントに勧められて内定を獲得したとしても、無計画に歩んだキャリアは、多くの場合ムダなものになってしまいます。

自分の将来像をしっかりと計画できた人は、さらに「どのような仕事を経験したいか」や「どのようなスキルを身につけたいか」を具体化しておくといいでしょう。

そしてこの「3年後、5年後のイメージ」は面接時に非常に高い確率で確認されます。答えられないと採用側に「将来を考えてないな」、「転職エージェントに勧められただけかな?」という印象を与えてしまうからです。

ここでしっかり自己分析ができると、次のステップの「情報収集のターゲット」を絞る事が可能。この自己分析のステップは非常に大事なステップになります。

②情報収集をする

情報収集をする

ステップ1で自己分析した自分の希望する「業界」や「企業」についての情報を集めましょう。

リクナビNEXT、転職会議などのサイトを使ってざっくり企業・業界の動向を確認するのがいいと思います。ただしこのステップでは調べすぎずに、こういう企業があるのだな程度で大丈夫です。

ちなみに転職サイトはリクナビNEXTに登録する程度で大丈夫です。転職エージェントと違い、転職サイトは大手一択でもんだいありません。

このステップの注意点は、最近インターネットでたくさんの求人・仕事環境を確認することができますが、サイトを鵜呑みにしすぎないことです。

私も実際に自分の会社の情報を見ることがありますが、真偽は五分五分です。目先の情報に翻弄されないようにして、「生きた情報をくれる転職エージェント選び」をするのがオススメ。

ここで軽く情報収集するのは、この次のステップで転職エージェントと話しをする時に、事前知識があるとスムーズにやりとりができますよ。

③自分に合った転職エージェント選び

自分に合った転職エージェント選び

転職成功の鍵を握る「転職エージェント選び」も非常に重要です。自己分析が転職成功の第一歩だとすると、転職エージェントは転職成功の決定打になります。

エージェント選びでもっとも重要なのは「大手転職エージェントより、マッチング力が高い専門転職エージェントを選ぶ事」これが転職を成功させるために非常に大事です。

以下に、今まで採用活動をしてきて「採用率の高い実績のある転職エージェント」をまとめておりますので参考にしてみて下ください。

ここまで手順通りに自己分析・情報収集をやっていると、「自分のやりたい事」「漠然とした受けたい企業イメージ」などを転職エージェントに伝えることができて、話し合いがスムーズに進みます。

「自分の将来やりたかった仕事や夢」を転職エージェントに伝えて、サイトを見るだけではわからない「生きた情報」を手に入れてください。

彼らに話すことで新たな気づきもあるので、再び自己分析・情報収集に戻っても問題ありません。ここをしっかり伝えておくと、紹介される企業が更に自分にマッチした企業になるので採用率がグンと上がりますよ。

以下に実際に私がやりとした転職エージェントで、採用率の高い信頼できる転職エージェントをあげておきます。良かったら参考にしてみてください。

業界(対象)公式サイト
大手総合リクルートエージェント
ITレバテックキャリア
ITギークリー
IT(未経験可)ワークポート
ハイクラスビズリーチ
コンサルタントアクシスコンサルティング
コンサルタントJAC リクルートメント
製造業メイテックネクスト
既卒・フリーター就職shop

→ 【カテゴリ】転職エージェントまとめ

応募する

応募する

転職エージェントが何社か要望に応じてマッチする企業をピックアップしてくれます。ただし、ここで注意なのが、絶対に「手当たりしだい送らない事」です。

悪質なエージェントだとろくに応募書類にもアドバイスも無く、書類は通過率低いのでガンガン送りましょうと提案してくるかもしれませんが、興味がない求人であればしっかり断りましょう。受かっても入社するのに悩む会社は受ける必要ありません。

本当に興味を持った求人のみに応募しましょう。なぜなら書類審査の通過率は非常に低く、通過率を高めようとすると、企業ごとに分析が必要になるので、何社も受けると疲弊してしまうからです。不合格だった時のダメージも蓄積します。ちゃんと書類対策をして本命含めて3,4社への提出が適切です。

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④書類対策

書類対策

このステップから選考が開始されます。「書類、面接、SPI」とさまざまな選考がされますが、この中では「書類対策」が一番重要になります。

正直、SPI対策などはいらないです。筆記試験はまず通るので、時間があれば本を一冊やる程度で十分。

しかし、書類対策はそう簡単にはいかず、大手企業はまず書類でほとんど落としていて、20%程度しか合格していません。

採用される書類の書き方は以下に別記事でまとめておりますので、参考にしてください。ポイントとしては、これまでの手順でしてきた「企業分析・自己分析」を書類に適切に記入することが転職成功への一歩になります。

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⑤面接対策

面接対策

書類が通ったらいよいよ面接です。このステップでの注意点は一次面接、二次面接とありますが、大事なのは一次面接です。一次面接も書類審査と同じく、通過率が20%程度と低くなっています。通過率をあげるポイントしては、「自己分析が出来ているか」が非常に重要。

⑥内定獲得

内定獲得

おめでとうございます!自己分析からの手順を踏んだあなたが内定をもらった企業であれば、転職成功は間違いないでしょう。

複数で同時に進行していた方は、内定通知を受けたら、嬉しくてその場で承諾してしまいたくなるかもしれません。

しかし、ここはグッとこらえて内定先に承諾期限を確認し、期限内に雇用条件や適性やキャリア計画を再度確認して一番入りたかった会社を選びましょう。

私が勤務する会社もしていますが、どこに転職しようか迷っている場合は、入社前に職場見学を申し出るのも有効な転職テクニックです。会社の雰囲気が手に取るようにわかり、自分がどこの会社がよりワクワク出来るかイメージがわきますよ。

⑦退職

退職

退職日は1ヵ月~2ヵ月前に上司に報告するのが基本です。退職日が決まったら、手続きや引継ぎの準備をします。「最後までしっかりと仕事をする」ということも転職活動の一環なので、円満退職を目指しましょう。